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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第七話「燃え上がれ!帝都・後篇」
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ゲッター3特有の両椀部が無限に広がり帝都の街中を駆け抜けて、次々と路上のBETAを潰していく。これで中型のBETA陣はあらかたつぶしたと思える。
「す、すごい!」
後方から見ていた唯衣たちは目の前の非常識な現象に目を疑った。
「これが、ゲッターロボ……」
能登は、その戦いに見とれていた。
「……!」
しかし、山城はそんなゲッターに劣等感と嫉妬を感じている。
「待って……レーダーに反応?」
そのとき、彼女たちの後方から巨大な機影が飛び出してきた。もう一体潜んでいた要塞級である。
「なに!?」
要塞級に衝突した三機の戦術機はそのまま京都駅へと墜落して行った。
「くそ!」
潜んでいたその要塞級を肉片にした後、イーグルのハッチから俺が飛び降りた。
「紅牙!どこへ行く!?」
まだ兵士級や戦車級が街中に潜んでいるかもしれないというのに、何を考えているのかと疾風が慌てて呼び止める。
「唯衣たちを探してくる!」
「よせ!駅にも無数の小型種が潜んでいるかもしれないんだぞ!?」
「一度俺と戦った相手なら俺が、どれほどタフがわかるだろ?」
「……」
疾風はそのことなら返す言葉がない。確かに紅牙は自分と互角以上に渡り合える相手だ。しかし、そんな相手だからこそ危険な目に会ってほしくはないのだ。そして新たに得た掛け替えのない仲間としてでも。
「行かせてやれよ?疾風」
そんな彼の元へ赤城から無線がはいる。
「赤城、しかし……!」
「女の子の一人も守れずに、男っていえねぇよ?それに、紅牙は唯衣ちゃんのことが好きらしいからな?」
と、赤城はコックピットから紅牙を見下ろしてニヤニヤした。
「ば、バカ!そんなんじゃねぇよ?」
赤くなってそれを否定する俺だが、大方否定はできずらかった。
「……わかった。とりあえずゲッター2と3でこの周辺を見張っておく。何かあったら連絡しろ?」
疾風は、許可して彼を京都駅へ向かわせた。紅牙が居ない以上ゲッター1は使えない。その間はゲッター2と3でどうにかしなくてはならない。
「紅牙……」
疾風は、京都駅へ消えてった紅牙の身を案じた。
「へへ!疾風、やっこさんがドンドン来たぜ?」
赤城の言葉に、次々と中型のBETAが無数に湧いて出てきた。
「ああ、そうらしいな?」
「京都駅には指一本触れさせないぜ?」
「行くぞ赤城、紅牙が出てくるまで京都駅を守るんだ!」
「おうよ!!」

「う、うぅ……」
墜落した場所は京都駅。黄色い専用機から身を乗り出し、機体を放棄したのは唯衣である。
「ここは……?」
暗くて視界も厳しく、ハンドガンと懐中電灯を手に京都駅の階段を少しずつ下りていく彼女。そんな彼女は共に落ちたとみられる仲間たちの名を口に叫んだ。
「和泉!山城さん!神威さん!紫電さん、どこ!?……黒
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