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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第七話「燃え上がれ!帝都・後篇」
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BETAは殲滅された。残るは地中を進んで帝都へ侵入しようとしている小規模BETA群である。
とりあえず、俺たちゲッターチームと第一中隊の唯衣と能登、山城が向かい、他のメンバーは基地の警護にあたった。
だが、俺達が来た頃には既に遅く、帝都の路上からBETA共がわんさか湧いて出てくる
「あれは……!?」
そんな帝都にて一体の戦術機、それも新型とおもわれる不知火と言う機体が目の前のBETAと交戦しているのを目にした。そして、その機体は俺達へ振り向くと、無線をつないだ。
「ゲッターロボ?お前たちか……!」
その声は、
「せ、先公!?」
俺は叫んだ。そう、あの眼帯の先公こと真田教官だ。よく無事に生きていてくれてなによりだ。しかし、その機体には損傷が目立ち、これ以上の派手に動きは無理だろう。
不知火は進撃獣の返り血を浴びて真っ赤に染め上がっている。
「随分見ない間に戦士らしくなったようだな?」
「教官、我々がこの戦域を引き受けます。教官は後退を……」
唯衣はそう心配するが、
「心配はいらん!まだやれる……」
強がるかのように教官は動じない。
「しかし……!」
「先公!俺たちに代われ……その様子だとテメェの機体はもう無理だ」
と、疾風。珍しくこいつは今まで散々嫌っていた先公を心配していた。
「貴様らに言われる筋合いはない!」
「テメェに死なれたら、唯衣たちが困んだろうが?テメェは、部下のことも考えずにそうやって勝手に死んじまうのかよ?」
「……?」
疾風のその台詞のうちには、かつて大切なものを失った彼の悲しみと後悔の意がこもっていた。真田自身も、これまで多くの部下を見殺しにしてきたが、だからといって自分が死に急いでも死んでいった部下たちへの罪滅ぼしにはならなかった。
「……わかった、しかし無茶だけはするな!?」
諦めた真田は不知火を浮上させて戦前を離脱した。これでよかったと、疾風はわずかな笑みを浮かべる。
*
帝都へ侵入したBETAの中には最大の大きさを誇る要塞級が存在した。奴は強酸が塗りたくった触手を鞭のように振り回して建物のを壊していく。しかし!
「ゲッタードリル!」
要塞級の真下から巨大なドリルをかざすゲッター2が現れ、そのドリルで要塞級の腹部はあっけなく貫かれた。
周囲から湧き上がるBETAも音速を超えるゲッター2の機動戦で次々と肉片にされていく。
「ゲッターミサイル!」
ドリルがミサイルとなって発射し、目の前の中型のBETA陣へ命中する。しかし、ゲッターとしては帝都の街中では狭すぎて動きが取れない。
「疾風!ここは俺に任せてくれ?」
赤城が名乗り出る。
「ゲッター3か!?」
ゲッター3の自在に伸縮できる両椀部なら……!
「よし!チェーンジ・ゲッター3!!」
ゲッター2からゲッター3へ分離し、
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