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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第七話「燃え上がれ!帝都・後篇」
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かの急展開に俺は唇をかみしめた。これでは俺達はともかく嵐山中隊が危うい。奴の光線などゲッターにとってはそよ風も同然なのだが、戦術機の装甲はあの射撃を食らえば貫通して撃墜される。この世界にとってレーザー級はBETAの中で最も恐ろしい脅威らしい。くそ!奴らが現れたんじゃ、こっちは戦術機に合わせなきゃならないため余計に戦いづらくなってくる……
中隊は距離をつめられ、攻め来るサソリもどきとの近術戦へと持ち込まれた。奴らの鋭いく分厚い両腕の爪が彼女たちに襲いかかる。しかし、彼女らも伊達じゃない。
「うおぉ!」
戦術機は両手に握りしめた太刀で蠍形態を次々と切りつけていく。中には逆にやられそうになる機体も見受けら得るが、俺たちにフォローされつつ、今のところ撃墜された機体は一機もない。
そして俺たちを先頭に戦術機らは後方へと回った。徐々に詰められていた戦況も今では真逆だ。
「八分か……」
長いようで短い、「死の八分」を乗り切り、ついに退却命令が下った。
「や、やった!私達……死の八分を乗りきったんだ!」
パイロットの一人で唯衣の友人、石見安芸が途端に浮かれていた……その刹那。
「危ない!」
そんな油断するパイロットの背後から突撃級が突っ込むが、そこをゲッタートマホークが振り下ろされ突撃級は真二つにされた。
「大丈夫か!?」
俺は振り向き、足元で尻餅をつく戦術機へ問いかける。
「ここは俺たちに任せてとっとと後退しろ!?」
疾風が叫び、中隊は悔しくも渋々と交代を始める。とくに女隊長の機体は破損が酷かった。
「う、己惚れるな……!」
そう彼女は言い残すと、赤い機体は俺たちに背を向けた。負け惜しみか何かか?
「さて……邪魔な奴らはこれでいなくなったことだし」
俺はゲッター1を浮上させてレーザー級の陣を見下ろした。当然撃ち落そうとレーザーの弾幕を浴びるわけだが、ゲッターにとってその攻撃は無意味のほかない。
「そんじゃあ……ド派手に一発花火でも打ち上げてやっか!?」
万弁の笑みで俺はゲッタービームを引き金を引いた。
「ゲッター……ビィームゥッ!!」
光線を浴びながらもゲッター1は平然と腹部の射出口からゲッター線を光らせた。

八幡防衛ラインでは想定以上の津波で押し寄せるBETAと戦術機の部隊が猛攻を繰り広げていた。しかし、物量によって徐々に押され、部隊は次々とBETAの波に飲み込まれて行く。
「た、隊長……!!」
目の前のBETAの大群が押し寄せ、足がすくむパイロットも少なくはなかった。
「何が何でも帝都へは一歩も入れてはならん!!」
「し、しかしこの数では……」
まさに奴らの群れが彼らを飲み込もうとする瞬間、目の前の津波に一筋の深緑の閃光を浴びて爆発と共に炎上した。
「こ、これは……!?」
上空からの攻撃と知った隊長機は
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