第三話 VS魔狼マルコシアス
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
ない様に回避した
そしてこのターゲットを一瞬でも変更したのが魔狼マルコシアス最大のミスだったのだ
既にマルコシアスの目の前には剣が大剣を急所である首にむかって振りかざしていたのだ
マルコシアスは瞬時に反応するも先に行動している剣の方が速く首を切り裂いていた
首から血液が吹き出し洞窟の内部に血の雨を降らせる
だが魔狼は首を切るだけではすぐには死なない
剣が首を切り落とし地上へ着地する瞬間ほんの少しばかり息があるマルコシアスは最後の反撃をしたマルコシアスは剣の大剣を腕ごと吹き飛ばし、そして息絶えた
「ぐっ!?この...駄狼がぁッッッ!!!」
剣は残った腕でマルコシアスの死体を思いきり殴り抜ける
死体は壁まで吹き飛び爪、牙、そして黒い魔水晶のみを落とし自己消滅していった
剣は腕を拾い上げ、切られた部分押し付けた、リュウは治癒魔法をかけようと思ったが、何故かちぎれていたうでが半分以上癒着していたのだ、数分後にはもう完治しているだろう
並外れた回復力、筋力に少々疑問が出るもそれをグッと飲み込んだ
次は大剣を拾い上げようとしたが、その瞬間に大剣は粉々に砕け散り白い魔水晶を残し来ていった
「任務完了、だな」
と言うリュウの呟きに剣は頷く
リュウはマルコシアスの牙を持ち「これでいいかな...」と呟く
(まあ換金部員としては中の下ぐらいかな、今までのと比べると小さかったから幼体かと思ったんだけど、成体だったか...魔狼の幼毛とか結構もふもふで良いんだけどなぁ...)等とのんきなことを思いつつ部位を袋にしまう
剣はまた2つの魔水晶と爪を持った
すると剣が唐突に質問してきた
「...リュウ、そういやあんた...魔法使いだよな」
「うん?そうだけど?」
笑顔でそう答える
うでがちぎれて記憶が飛んだかな?なぁんて思ってたら
「お前...『空間転移魔法』とかないのか?」
「...」
「...」
リュウは気まずそうにニコニコ笑顔でその場からフッと消えた
「何だったんだ...?あいつ...」
(さっきまでいたチビドラゴンどっか行ったな...まあいいか)
等と剣は考えつつ、戦利品を大剣の形見をもってだらだらと来た道を引き返していく
一方リュウは
「やべぇ!!王都いくんだった...王様におこられるわー」
「キュー、キュー!」
「なんだこのドラゴン...可愛いな、さっきの子ドラゴンか...家で飼おう、この家ペットOKだったっけ」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ