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リリなのinボクらの太陽サーガ
宿泊
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の日はそういう感じで夜を過ごした。この仲睦まじい家族は、何事も無く幸せであって欲しいものだ……。

「ところでサバタさんって格闘技、どれだけ使えるんですか?」

あと、急に名前呼びになったギンガにそんな事を尋ねられた。格闘術で仕事をしているクイントはともかく、珍しい事にスバルも興味があるようで、こちらを覗き見ていた。

「どれだけと言われてもな……柔術ははやての所に来てから少し使えるようにしたが、基本的には攻撃力の高い武術を基にしている」

流石にこの年代の少女に暗殺用近接格闘術だなんて話す訳にはいかないだろう。アリスは一部真似出来ていたが、多用はあまりお勧めしない。

「その武術を身に付ける前……というより最初に覚えたのがCQCだな。俺はあまり使っていないが、これは実戦向けの近接格闘術で人間相手ならかなり効果的だ」

「へぇ〜! CQCって私でも覚えられますか!?」

「本気で覚えるつもりなのか? 確かに相手を制圧するという意味でなら、シューティングアーツより使いやすいかもしれないが……そもそも俺がここにいるのは今日だけだぞ?」

「あ……そういえばそうでした。でも時間が出来たら本当に教えてください!」

向上心があるのは評価できるが、相手の骨や関節を的確に制圧するCQCをこんな少女に学ばせてもいいのか? ………短時間で座学中心だが少し手解きぐらいはしてもいいか。どうやらこの世界も治安が良いとは言えないから、自衛の手段を増やす程度に抑えておこう。

「わかった、今は寝る時間になるまでの間だけ教える。明日は俺の都合次第だな」

「ありがとうございます!」

「よしギンガ、まずはCQCの基本からいくぞ」

……念の為言っておくが、バーチャス・ミッションはしないからな?

・・・・・・・・・・・・・・・・


時空管理局本局、第66次元航行艦用ドック。

「着床完了」

「船体各部異常無し。駆動機関、正常停止します」

「係留作業、開始します」

「警戒体制解除。ただちに補修作業、及び補給作業にかかれ」

「閣下、ハウスマン少将とアレクトロ社のイエガー社長が出迎えに見えてますわ」

「ふん、最悪の歓迎だな」

「本局ですもの、仕方ありませんわ」

「エレン、降りるぞ」

「はい、閣下」

全時空万能航行艦『ラジエル』から降りるエレンとサルタナ。エレンの姿は白を基調としたトリコロールの特注制服、サルタナは灰色と黒を基調とした艦長服であり、二人から漂う風貌だけで彼らの実力が相当なものだという事が自然と知れ渡る。

「流石はサルタナ司令。第13紛争世界での活躍、実に見事なお手並みです。我が方が手こずっていた案件をものの数日で……恐れ入ります」

「ふん、貴様の
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