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リリなのinボクらの太陽サーガ
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には正直呆れるものだ」

「局員としては耳が痛いな、それは。だから地上の平和のために、俺達はひたすら尽力している」

「ナショナリズムやパトリオティズム、おまえ達はちゃんとそれを抱いているようだ。イデオロギー性の強い管理局に所属しておいて、そういう思想を持つ人間は貴重だ」

「そう言ってくれるとありがたい。……さて、改めて君を呼び出したのは、単に君と言う人間を見てみたかったのだ。P・T事件において……いや、次元世界全体において最も特異な存在、暗黒の戦士である君を」

「ほう、俺の詳細は既に耳に入っていたか。やはりイモータルと同じ力を使う俺は信用ならなかったか?」

「力そのものに善悪は無い、重要なのは使う側だ。確かに人に仇なす力を振るっていると、僅かなきっかけで敵だと思われるかもしれない。しかしこうして面と向かって話してわかった。君は決してぶれない一本の線を通した志の持ち主だ。無法ながら法を持つ者……法を持ちながら無法である者……不思議な男だ」

「…………」

「君の行動や思考に法律の縛りは一切効果が無い。それは一見、秩序を乱しかねない危険思想かもしれないが、君の場合はある意味……法の管理を越えた秩序を秘めていると言い表せる」

「御託は良い、結局何が言いたいんだ」

「サバタ、君の精神は法を形作る文字なぞでは言い表せない、もっと純粋で高潔なものだと感じた。信頼出来る人物だと、俺自身の心が判断した」

「フッ……そうか」

やけに持ち上げられている気もするが、結果的に信頼してもらえたのなら問題ないか。
その後、なんか握手を求められたので、武人として鍛え尽くされた彼の手を礼儀的に握り返した。片や元銃士にして現剣士、片や管理局員にして騎士……奇妙な縁だ。

「隊長……嬉しそうな顔してるわね。久しぶりに見たよ、あんな無邪気な笑顔」

「そうね、いつもレジアス共々、眉間にしわばっかり寄せてるもの……サバタ君が会ってくれて良かった良かった!」

という事で首都防衛隊の面々とちょっとした顔合わせを終え、地上本部を出た俺はクイントの家……ナカジマ家に招かれた。そういえば地球を出た時点で昼過ぎだったな……グレアム達との話し合いや、今回の対面にかかった時間で既に夕方になっていた。

「いらっしゃい、サバタ君。まあこんな所だが、よろしく」

とりあえずそこで俺は、一家の大黒柱であるゲンヤ・ナカジマと挨拶をする運びになった。

「こちらこそ泊めてくれてありがたい。おかげで路上生活は免れた」

「妻のクイントには誘ってくれた礼を言ったかい?」

「……ああ」

「その様子だと中途半端な返ししかしてないようだね。少しは正直になった方が良いと思うよ」

「よく言われる」

「ははっ、まあ君ぐらい
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