第十五話 緒方中尉!!バスケと空軍の関係は知らん!その五
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「その戦いでごわすが」
「はい、緒方中尉です」
「緒方中尉が出陣します」
「そうでごわすな」
こう言ったのだった。
「緒方中尉、ラグビーの達人でごわすな」
「そうです」
「ラグビーで対決です」
「場所も既に決まっています」
「花園です」
ラグビーの聖地だ、高校ラグビーも行われる場所だ。
「花園においてです」
「今度こそジャスティスカイザーを倒します」
「そうなりますので」
「ご期待下さい」
二人は胸を張って西郷に答えた。
「ラグビーは高貴なスポーツです」
「発祥の国イギリスでは貴族がするものです」
「それだけにルールを守り」
「正々堂々と戦うものです」
それがラグビーだからだというのだ。
「あの二人でもです」
「卑怯な真似は出来ません」
「まず出来ません」
「如何にあの二人といえど」
「そうでごわすな」
西郷も二人も確信していた、流石にそれはないとだ。如何にジャスティスカイザーの二人といえどもだ。
「如何に二人といえど」
「はい、では」
「これより」
「果たし状の用意を」
こう話してだ、そしてだった。
西郷は自分からジャスティスカイザーへの果たし状を書いた、そしてそれは程なくして二人のところにも届いた。正確に言えばネットで堂々と果たし状を公開してきたのだ。
それでだ、二人は悪田部の事務所に来てこう言った。
「今度はラグビーですか」
「ラグビーで決闘ですか」
「何か色々なものネタにしますね」
「野球、サッカーに続いてラグビーですか」
「そうだ、尚ラグビーの起源はだ」
それはというと。
「あの半島ではない」
「いや、剣道とか柔道でも一緒ですから」
「茶道でも折り紙でも書道でも」
「普通にあそこが起源じゃないですから」
「何でも起源じゃないですよ」
それこそスクイズしないと死んじゃう病の様に何でも起源にはならない、それはラグビーにしても同じである。
「だからラグビーの起源はイギリスですよ」
「イギリスのラグビー校からはじまってるじゃないですか」
「生徒がサッカーの試合中にボールを抱えたことがはじまりで」
「何であそこが起源なんですか」
「リアルでサッカーは起源だって言ってたけれど」
「それでも」
「そうだ、このことは言っておく」
断じて、というのだ。
「ラグビーはイギリスのスポーツだ」
「スポーツっていってもあれですよね」
「殆ど格闘技ですよね、それこそ」
「滅茶苦茶激しいスポーツで」
「半端じゃなくカロリー消費しますね」
「そうだ、ラグビーは格闘技と言っていい」
実際にそうだとだ、悪田部も答えた。
「怪我も多い」
「身体と身体のぶつかり合いで」
「それで、ですよね」
「いつも走って」
「ハードですよね」
「あ
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