第十五話 緒方中尉!!バスケと空軍の関係は知らん!その二
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「確かにどの計画も順調でごわす」
「しかしですね」
「それでもですね」
「まだ不充分でごわす」
こう日帝衆の者達にも話す。
「より公平かつ完璧に」
「政策を進め」
「幸せな世にしていく」
「そうしなければならない為」
「現状に満足してはなりませんね」
「実際に満足すべき状況ではないでごわす」
世界はというのだ。
「とても、ですから」
「だからですね」
「今の政策を見直し」
「そうして、ですね」
「より多くの幸せな者を作る」
「それが我等の義務ですね」
「そうでごわす」
まさに、というのだ。
「その義務が充分ではないでごわす」
「では今の政策を実際に見直し」
「より効果的な政策を発案しましょう」
「そして日本政府に提案し」
「そのうえで、ですね」
「国連にも意見をして」
「餓えをさらに減らしましょう」
「まずは食べることでごわす」
西郷はこの現実もわかっていて言うのだった。
「そこからでごわす」
「人はまずはですね」
「ものを食べる」
「それがあってから」
「何かがはじまりますね」
「餓えては何も出来ないでごわす」
まさにそれからだとだ、また言う西郷だった。
「そして食べるものがあり」
「服があり」
「そして家があり、ですね」
「人ははじめて礼節を知る」
「その通りですね」
「論語にあるでごわす」
西郷は常に学問にも励んでいる、だから論語にも通じているのだ。むしろ論語は彼にとっては基礎の基礎の基礎のさらに基礎もう一つ基礎が加わる程のものだ。
「人はまずでごわす」
「衣食住が揃って」
「それで、ですね」
「仕事もあり」
「豊かになっていく」
「そうでありますね」
「だからでごわす」
日帝衆の政治はというのだ。
「おいどんも考えているでごわす」
「天下、即ち世界の政治を」
「それをですね」
「考えておられますね」
「天下万人の為に」
まさにそれが西郷だ、その政治には私はない。ただ公だけがあり全てはそれに基づいて行っているのである。
そしてだ、その西郷が今も言うのだ。
「ではこれからもでごわす」
「はい、天下がよりよくなる政を励みましょう」
「全世界に平等に平和を」
「そして豊かさを」
「自然も守り」
「差別のない世界の為に」
官僚達も目を輝かせて応える、尚彼等はこの作品の敵役である。間違ってもジャスティスカイザーの二人は悪役ではない。
そして西郷はその理想にあたってだ、こうも言うのだった。
「その政の際でごわすが」
「はい、その際ですね」
「決してしてはならないこと」
「それは弾圧ですね」
「迫害もですね」
「民主とは何でごわすか」
今度は民主政治の話になった。
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