神との戦い
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僕は考えた。最良の策を見つけどれが一番成功の確率が高いか。どれこそが神に対して一番有効な策であるか。そして……
僕はビルの屋上に立っていた。遠足で一度このビルには来たことがある。なんでもこの町一番の高さを誇るビルだとか。今は無残にも焼き尽くされピサの斜塔のように傾いている。
その天辺に僕は立っていた。下を見ればすくみ上がるような高さ。僕はさっき立てた計画を実行するためにそこに立っていた。
僕はそのビルから飛び降りた。
耳には風の音が聞こえる。
そして特有の落ちている感じ。
夢だったら落ちても目が覚めるだけだが実際に僕は落ちている。
だけど僕にはこの方法しかなかった。どうせやるなら
「必ず勝ってみせる!!!」
眼下には戦っている小父さんと敵である女神。
「おおおぉぉぉおお!!」
叫びながら落ちていくと女神が僕に気づいたのか上を見上げた。
「つっっっ!!」
驚きで身を見開いた女神は僕に向かって銃を放とうとした。
だが、
「なにっ!」
そう太陽が逆光になって狙いを定められなかった。
「小癪なーーーー」
そうとだけ言うと鉄の剣を大量につくり、落ちてきた僕を串刺しにしようとするも小父さんが剣で持って全て破壊する。
「くそっ、くそっ、くそーー」
「ぁぁぁああぁぁぁ」
僕は女神を巻き込んで重力によって地面に叩きつけられた。
「貴様、ふざけておるのか!。いやまだ決定打にはならぬ、我が人になぞ……、私の銃は、銃はどこじゃ!!」
怒りで冷静さを欠いている女神に向かって僕は微笑みながら言った。
「ここだよ」
「そんな馬鹿な、いつの間に。まさかっ、落ちた瞬間に奪い取ったというのか」
「そうだよ、神から武器を奪うなんて芸当には冷や汗が出たけどね」
「この私が負けるだと。ははは、はははははははははは。そうか我は汝との勝負に負けたか。汝、名をなんと言うか?」
「満月北斗だ」
「そうか、汝、満月北斗よ、強くあれ。再現流の鋼たる私の力を奪ったのだ。誰にも負けぬ戦士となれ。そしてまた私と試合
え、若き魔王、満月北斗」
僕は左手に持った銃を女神に対して撃つと女神はついに沈黙した。
僕は女神に勝った。
戦いが終わった後すぐに小父さんが駆け寄って来た。
「お前は馬鹿か!!!なぜビルから飛び降りた。あの時だって私が加護を与えていなかったら死んでいたぞ。体をよく見てみろ!!!」
そう言
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