四十九話:俺の幼馴染みがこんなに可愛いわけがない
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いるみたいだけど何か飲み物でも飲む?」
「なんかってな……まあいい。確かに喉は乾いた何か飲むか」
取りあえず、イリナの提案に従い近くで飲み物を売っている所に行く。たく、何だってこんなに命の危険を感じねえといけねえんだ。そういや、今日はまだ、あの親バカ改造人間は現れてねえな。イリナとデートなんてしてたら絶対に来ると思ったんだがな。イリナに動けないレベルで人体破壊されたのか? まあ、近くに来りゃ分かるだろう。
そしてジュースでも買おうとしたところに―――
「いらっしゃいませ、ご注文は何に致しましょうか?」
「……てめえもか、ユニ」
「私も居ますわ」
「焼き鳥女もか……」
もう何も言わねえ。何も突っ込まねえ。こいつらは偶々バイトで働いていた所に俺達が偶々来ただけなんだと思うようにする―――て、できるか!
「なんで、お前達がここで働けてるんだよ?」
「コネの力って凄いですよね。レイヴェルさん」
「本当にそうですわ。リアス様に頼んだら『面白そうだから後で映像を頂戴』と全面的な協力を受らけれましたから」
「つまり、今も撮影されてるってことかよ……ミランダしか居ねえな。俺に気取られずに動けるのは」
もう、なんか色々と俺の家の住人はおかしくなってきてる。もう、考えるのをやめたい。俺は溜息を吐いて普通にジュースを買う事に決めた。俺が命令するように注文するたびに焼き鳥女が嬉しそうにしていたのは見なかったことにする。
「……そう簡単にダーリンは渡さないわよ」
「今回は譲りましたが、こちらも未来の旦那様を譲る気はないですよ」
因みになにやらイリナとユニがバチバチと火花を散らしながら話していたが現実逃避に忙しい俺はその内容までは聞こえなかった。その後、俺達は他のアトラクションを素晴らしことに普通に楽しんで昼飯の時間になった。
「腹減ったな。何か食うか」
「ダーリン…その、今日はお弁当を作ってみたの」
イリナが顔を赤らめてモジモジとしながら上目づかいで見つめて来る。その表情に思わず、こっちも顔が赤くなってしまうが直ぐに目を逸らしてそうかと言って適当に弁当が食べれそうな場所に移動する。
「あんまり作らないから自信はないけど……食べてくれる?」
「他人に貰ったもんを無駄にする気はねえよ」
そう言ってイリナが亜空間から取り出した弁当を受け取る。亜空間から取り出したことはスルーだ。普通は武器を隠すのに使うもんを弁当を運ぶのに使うというのも普段のカオスっぷりから考えれば可愛いもんだ。そうして、俺はイリナから渡された弁当を開けて取りあえずから揚げを食べる。……普通に美味いな。
「ど、どうかな?」
「……悪くはねえ
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