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電光提督ノゾミアン
第五話
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て、のぞみ達は駅に到着。一行はそこでバスに乗り換え、キャンプ場へ向かった。
そして、目的地へ到着すると・・・

「ついたー!!」

「よし、遊ぶぞー!!」

早速、駆逐艦娘達が虫取り編みなどを取り出して遊ぶ準備を始めた。だが、のぞみが彼女達に注意する。

「こら。遊ぶのはまずテントを張ってからだ。」

「え〜。」

「早く遊びた〜い。」

「なら、早くテントを組み立てるんだ。そうすれば、遊べる時間は長くなるぞ。」

そう言ってのぞみは自分からテントを組み立て始める。が・・・

「あれ?おかしいな?」

テントは変な形になるばかりであった。

「提督殿、ここは自分に任せるであります。」

そこで、陸軍から出向して来た艦娘あきつ丸がのぞみを手伝い始めた。

「済まないな、あきつ丸。」

「いえ。提督殿は陸軍出身である自分も誘ってくれたのであまりますから、これくらいは当然であります。」

そう会話しながらも、あきつ丸はテキパキとテントを組み立てて行く。
そんな彼女の様子を見ながら、木曾は同じく陸軍から出向して来た潜水艦娘まるゆに聞いた。

「凄いな、あきつ丸さんは。まるゆはああいうのは出来ないのか?」

「はい。私も出来ますよ。」

「なら、こっちの手伝いを頼むぜ。」

「任せて下さい。」

早速、まるゆはトンカチ片手に手伝いを始めた。

「でも、今日は晴れて本当によかったですね。」

「ああ。昨日は酷い嵐だったから中止にならないか心配だったからな。」




そして、テントの組み立てが終わった後、艦娘達は各々に遊び始めた。川で水遊びをする者。川釣りをする物。キャンプ場に設置されたアスレチックで遊ぶ者。そして、森で虫取りをする者。

「よっしゃー!クワガタゲット!!」

吹雪型駆逐艦の深雪が木にとまっていたクワガタを手づかみで捕まえた。

「磯波〜!虫かごとって!」

「う、うん。でも、あまり近付けないでね。」

深雪に頼まれ、同じく吹雪型駆逐艦の磯波がおっかなびっくりと言った感じで虫かごを持って行く。すると、そんな彼女の様子を見た深雪に悪戯心が芽生えた。

「何、磯波?もしかしてクワガタが怖いの?ほら!!」

そして、近付いて来た磯波の顔の目の前にクワガタを突き出す。

「きゃあっ!?」

すると案の定、磯波は驚いて虫かごを投げ捨てて後ろに下がった。それを見た深雪はさらに面白がって磯波を追いかけまわし始める。

「どうした〜。クワガタがそんなに怖いのか〜。」

「や、やめて〜!」

「こら!やめなさい深雪!!」

それを見た同じく吹雪型駆逐艦で委員長気質の白雪が注意する。その時・・・突然深雪の身体が持ち上がった
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