3 悪魔VSユニークスキル
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「くそっ・・・」
歯が立たない。
「1分もたせて!!」
と声をかけると俺は最近ようやくMAXにしたスキルを出す。
ユニークスキル、『神速』
文字通り神のごときすばやさで敵を攻撃するスキルだ。
キリトも奥の手『二刀流』をついに出した。
「わきばらねらって!!」
そしてスイッチするとキリトは『スターバーストストリーム』俺は『クロスネクサス』をはなつ。
俺もキリトも、そしてボスもHPは残りわずかだった。
キリトのスターバーストストリームの最後の一撃が決まった瞬間、俺のも最後の一撃をかました。
そしてボスはその巨体を硬直させ、四散した。
俺たちは純粋に喜べなかった。
67層以来の犠牲者だった。
「ほかの軍のやつらは回復させておいた。けど、コーバッツと残る2人は・・・だめだった」
「そっか・・・」
ばかなやつだった。
「それにしてもキリト、ソラ。お前らのスキルってなんなんだ?」
「俺のはユニークスキル神速。1年前に気がついたらあった」
「ユニークスキル二刀流だ」
おおというため息がおこる。
「水くせえな黙ってるなんてよ」
「発生条件を知っていればいっていたさ。でもさっぱり心あたりがないんだ」
「それに、レアスキル持ってるといろいろきかれたりあるだろ・・・その・・・・」
「確かにネットゲーマーは嫉妬深いからな。おれは人間ができてるからともかく,妬み嫉みはそりゃあるだろうな」
そこで抱きついているキリト&アスナをチラッと見て
「ま、苦労も修行のうちと思ってがんばりたまえ少年」
と笑った。
俺も苦笑い。世界最強の甘さをかもし出している。
と、そこでメールが届いた。アルゴ・・・情報屋アルゴから頼んでいたことについての報告書だった。
さすがに離れたキリトに俺は声をかけた。
「しばらく最前線から抜ける。ピンチのときと次のボスのときに呼んでくれ」
「どうした?」
「ちょっと私事でな。やらなきゃいけないことがあるんだ」
「わかった。75層のボス線は絶対に来いよ」
俺は話が終わるや否や75層に向かって駆け出した。
そして75層の門をアクティベートすると、急いで38層へ転移した。
アルゴの報告所に書いてあったもの。
それは『ラフコフ』の残党が集結し始めてるという内容だった・・・。
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