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オッス!オラ、フリード!いっちょ踏み台すっぞ!!
ジョブチェンジ!
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けど意識はある。手を抜かれたな。勝てるとは思わないけど、マジで一矢報いたい。このままで引き下がれるか!

「ジョブチェンジ、黒魔導士」

「手品師のような力だな」

うるせえ、調子に乗ってられるのも今のうちじゃい!

「ファイラ」

地面を炎が這う。

「甘いぞ」

じじい、軽くジャンプして避ける。甘い?甘いのはどっちだろうな?

「予想通りだ。ブリザド」

軽くジャンプしたところにすかさず氷塊を出現させ落とす。じじいは空中でその氷塊を拳で砕いた。注意が氷塊にそれたな。じじいが着地した次の瞬間、地面から火柱が上がった。俺が最初に放ったファイラだ。ファイラを設置型にしてみたがなかなか効果あるな。これ他の魔法も大量に設置出来たらかなり戦闘のバリエーションが増えるな。さて、ダメージはいかほどに…

「ふむ、なかなか悪くない攻撃だが、相手が悪かったな」

服を少し焦がしただけか

「待つのも悪くないが今度はこちらから攻めてみよう」

じじいが猛スピードで突進してくる。

「ッ!ブリザラ!」

自分の目の前に氷柱を出現させ壁を作る。無駄だろうけど、一瞬でも時間を稼げればいい!

「ふんっ!」

じじいが氷柱を拳で破壊する。だが、氷柱破壊した先には俺はいない。

「上か」

じじいが空を見上げた先に俺は陣取っていた。本来飛べないがエアロを足元に集めなんとか浮いている状態だ。この状態は結構魔力を食うから辛かったりする。でも、最後の一撃のために仕方ない体勢ではある。

「むんっ!」

上空にいる俺の方へ跳躍して向ってくる!魔力の残りも少ねえ。ラスト一発!もう少し近い距離で…ここ!

「この距離なら防御できねえだろ!サンダラ!!」

最後の魔力を振り絞って最大威力で放った。

「防御は出来んな。だが!」

マジかよ!空中を蹴って二段ジャンプだと!?スマ●ラじゃねえんだぞ!

「終わりだな」

「しまっ」

魔力の切れた俺はなすすべなくじじいに顔面をつかまれた。そして、そのまま俺は地面へとたたきつけられ気を失った。意識がなくなる寸前俺は思った。いつか必ずこの爺を超えて見せると。



◆◇◆◇◆


私は今日、ストラーダ猊下に誘われて戦士育成機関に来ていた。猊下からは見どころのあるやつが来たと聞いていた。最初に彼、フリードを見た時は何の変哲もない子供だと思っていた。だが、実際模擬戦が始まると別人のように変わった。

模擬戦の最中、デュリオとジークは食い入るように模擬戦を見ていた。

彼の能力は異質と言っても差支えないだろう。多彩な魔法、近接戦闘、粗削りではあるが一応の戦術。模擬戦の結果は当然の結果ではあるが、猊下の服が焦げるとは思わなかった。ジー
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