ジョブチェンジ!
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。俺も最初からいきなり模擬戦したから」
デュリオさん、目が死んでますやん。一体何があったんだよ。マズイ匂いしかしないよね。これ
「何、気にすることはない。手は抜く」
そういう問題じゃねえええ!
「さあ、移動しよう」
「いやだあああ!死にたくないいいいい!」
俺の抵抗むなしく、じじいに連行された。
で、訓練場みたいなところに連れてこられた。俺にとってはこの場所はもう死刑場にしか見えないんですが…
「さあ、始めようか。どこからでもかかってるといい」
さあってなんだよぉ。こっち納得してないよぉ。まあやるからには一矢報いたいな。さてどうしたものか。
「ジョブチェンジ、モンク」
とりあえず、物理重視でやってみっかな。モンクにジョブチェンジしたことで服装も変わる。上はタンクトップになり下も動きやすい材質のものに変わった。
「…ほう、なかなか面白いものを持っているな」
じじいは少しだけ驚いた顔をしたがすぐに顔つきが戻った。
「んじゃあ、いっちょお願いしますっと!」
一気に間合いを詰め、握った拳をじじいの腹目掛けて繰り出すが容易く止められてしまう。やっぱ、この程度じゃ届かねえな。そういや、思い出したけどじじいもおっさんも超強いんだったな。最近原作の記憶が薄れつつあるな。定期的に思い出さないからだろうけど。まあ、気にしてても仕方ないか。それよりも目の前の奴だな。
「なかなかのパンチだ。だが、まだまだ踏み込みが足りんな」
じじいからの反撃の拳が繰り出される。俺はすんでのところで避け、飛び退いた。今の体で一発でも貰ったらアウトだな。とはいえ、ダメージも通らないんじゃあ攻撃しても意味がねえな。モンクの『ためる』を試すか。
「ハアアア!」
体の内側から気のエネルギーを生み出し体に充満させる。初めてにしてはなかなかうまくいってるな。それにしても、この技少し時間がかかるな。実戦で使うにはもう少し鍛錬しないとな。
「たまったな。行くぞ!オラァ!」
さっきよりも早く踏み込み、もう一度腹部目掛けて拳を放った。今度はきちんと命中した。手ごたえはなかなか。
これは効いただろ!
だが現実はそんなに甘くなかった。
「軽いな」
しまった!腕をつかまれた!
「気を使うのには、驚いた。だが、肝心の攻撃がまだまだだな。踏み込みも甘ければ、体重が全然乗っていない。故にお前の拳は軽い」
クソっ、ぼろ糞に言いやがって。さっきから何度も掴まれた腕をはなそうともがくが全くびくともしたい。
「その身で味わうといい。これが攻撃というものだ!」
俺は、じじいから繰り出される拳を避けることが出来ず顔面でもらい吹き飛ばされた。
めちゃくちゃ痛い
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