第3話
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転生してから半年が過ぎた。ハロから課せられた修行はキツいなんて言葉では言い表せない、まさに地獄と言っていいものだった。朝早くから昼までは生身での戦闘訓練、昼から夜遅くまではロボット(特にMS)の操縦訓練。休みは食事と睡眠時間のみとハードスケジュールだった。
一応、技術指導は入るものの戦闘に関して完全に素人のオレに対してプロ級の実力を持つアンドロイドを容赦なくけしかけてきて、最初の頃はすぐにやられ骨折したり内臓を傷めたりしまくって合計資金150000Pも医療設備に使うはめになったり、食べたものを吐いてしまうこともあった。しかも何回かどこかの川を進んでいる小船の船頭のじいさんに「まだこっちには来るなよ。」と言われる幻覚を見た程だ。……あれは誰が何と言おうと幻覚だ。うん。
シミュレーターでの操縦訓練の方は初っ端から何十機もの敵と戦わされるというものだった。しかも全機、熟練のパイロット並の強さらしく、そしてGが掛かった状態でやらされた。…あのハロ、Gは訓練に慣れてきてからって言ってなかったっけ?とにかく初心者がいきなりそんな状況では勝つどころか逃げきることもできる訳もなく、最初は呆気なく撃墜された。そんな無理ゲーなシミュレーションをやらされただけでなく、ただでさえGのせいで毎回激しく酔うというのに、あの何十機もの敵を全部倒せるようになるまで毎回撃墜される度に電気ショックを浴びせられるというペナルティーが課せられた。絶対ドSだよ、あいつ………。訓練内容がさらにキツくなりそうなので言わないでおくが。
最初は訓練についていくどころか重傷を負ったり、何回も気絶して変な幻覚を見るわで考える暇がなかったが、1ヶ月程経ち明らかにただの一般人でしかなかったオレがこんな特訓に死ぬどころかついていけているのはおかしいと気づいた。もしかしてオレの体コーディネイターになってるんじゃないかと思ってハロに聞いてみた。コズミック・イラの世界に転生させてくれと言ったから有り得る話だと思ったし、でないと普通こんな訓練100%死んでしまうだろう。
しかし、どうやらオレの体はコズミック・イラでいうナチュラルのようだ。どう考えてもコーディネイター位身体能力が高くないと無理だと思うが、話を聞くにはナチュラルではあるが基礎の身体能力はコーディネイターに負けない位あるらしい。特典につけていないのにこんな体にしてくれたのは感謝したいが、だったらここまで修行をキツくする必要ないんじゃないかと言ったら
「神様から「あやつは前世では運動は得意ではなかったから、たとえ基礎の能力を高くしていても体の使い方がまるでなっとらんので宝の持ち腐れになる。なので体のスペックを十分引き出せるようコーディネイターでも下手すると死んでしまうような修行を与えないと短期間であやつのような男がスーパーロボット大戦の世
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