5部分:第五章
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「死にたくなければわしの身体の何処かに強くしがみついておくことだ」
「よし、それならな」
「それで」
二人もホークムーンの話を聞き頷いた。そうしてすぐに彼の背に乗るとそのまま飛び立った。彼は本当に飛ばし瞬く間に森の上を飛んで行くのであった。
「これが空を飛ぶということか」
「これは」
「どのような気分だ?」
森の上を凄まじい速さで飛びながら己の背にいる二人に対して問う。もう森の果てにある筈のあの洞窟がある山がはっきりと見えてきていた。
「はじめて空を飛ぶ気分は」
「悪くはないな」
「むしろかなりいい気分だ」
「そうであろう」
ホークムーンは二人の言葉を聞き誇らしげに笑った。
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