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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第六話「燃え上がれ!帝都・前篇」
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可能である。まぁ、空を飛びながら鉄砲玉をばら撒いたりデッかい出刃包丁を振り回したりするようなどっかのモヤシとはちがって、ゲッターさえあれば単機で攻略は可能じゃがの?」
そんな挑発的な解説を耳に先公がぶち切れ層になる寸前である。
「お言葉ですが早乙女博士?あのゲッターとやらの装甲はいかなる素材で構成されているのでしょうか?あのように図体が大型すぎてはレーザー級の餌食にされるのでは?」
と、眼帯の先公が問うも、早乙女は不気味な笑みでこう言い返す。
「おろかな……ゲッターの装甲をただの格安生産金属素材だと思っていたのか?ゲッターの動力源はゲッター線という未知の地球外エネルギーじゃ。そのエネルギーを物質化して構成されたゲッターの装甲は奴らのレーザーをも吸収してしまい、それどころかゲッターの攻撃エネルギーへと変換してしまう。奴らのレーザー攻撃はゲッターに餌をやるようなものよ?」
「……?」
しかし、そんな馬鹿げたチートだらけの話にさすがの先公は疑って呆れていた。やはり、爺の技術力はとてつもなく非常識すぎたのだ。
「まぁ……いずれ実戦がきたらお見せしよう?本当ならゲッタービームの砲撃を披露してやりたかったのだが、下手したら帝都が半壊しまいかねないため今日のところは遠慮しておこう」
「ゲッターロボ……」
唯衣は、目の前の分子合体ロボを見上げて怪訝な表情になった。それは、周囲の学徒たちも同じであった。
放課後、俺はバイクに跨り下校する唯衣と友人ら数名を見かけた。
「よう!唯衣?」
隣へバイクで近寄る俺に唯衣と友人らが振り向いた。
「あ、黒銀様?」
「今から帰るところか?」
「ええ、そうですけど?」
「乗っていくか?」
「お気持ちはありがたいのですが、今度こそ母に見つかったら大目玉を食らいますもの」
「あ……そうか、そうだったな?」
確かに栴納さんは怒ったら怖そうなご婦人だ。これ以上無茶をするのはよそう。
「ねぇ唯衣?この人が唯衣と同居している黒銀さん?」
そんな中、唯衣の友人の一人が彼女に問う。
「ち、違うよ!その……同居人の人なの」
「へぇ?同居人か……」
と、もう一人の友人……コイツ、たしか昨日赤城の鼻チョウチンをわったチビスケじゃねぇか?
「……」
そいつは、俺にアップで様ってジロジロと宥めてきた。
「な、何だよ……?」
すると、彼女はニッと笑って、
「人相が悪そうだけど、なかなかカッコいいじゃん!唯衣にピッタシ♪」
「ち、ちがいます!私と黒銀様は……ただの御友人で」
「う、うん……友人ね?」
俺も苦笑いして頷いた。
俺は、一足先にバイクで篁宅へ帰り単車は光学迷彩のカバーにかぶせた。これも、昨日研究所から持ってきたものの一つである。
バイクを隠し終えると、早々に小屋へ戻って大の字になった。大抵ここへ帰
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