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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第六話「燃え上がれ!帝都・前篇」
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、あなたって人は……!」
ドン!と、机を叩く彼女を見る限り、どうやら怒りに触れてしまったようだ。それほど真面目な娘なんだろう?そういえば、元の世界にいた時にはよく委員長の榊をいじっていたときがあったな?
「あ、便所行ってもいい?」
俺は、榊を思い出すと余計にこいつをいじりたくなった。
「話をお聞きさない!」
「あ、ウンコだから」
「あ、あ、あなたって人はぁ!?」
顔を赤くして火が付いたように怒り出す彼女。俺はニヤけながら面白がった。
「あの……黒銀様?」
「お……?」
もう一人の声に振り向くと、そこにはあの唯衣が居た。俺は先ほどの下品な自分とは裏肌に背筋をピシッと伸ばして、声を太くして言い変えた。
「何だい?篁さん」
「放課後に黒銀様の宿泊先へご案内致しますね?」
宿泊先?つまり俺は別の場所から学校へ通うというわけか?
「宿泊先……」
「もし、よろしければ今から行かれますか?」
「あ、はい!勿論!!」
俺は立ち上がると、唯衣についていく。後ろで絡んできた少女がギャーギャー煩くわめいているが、俺は無視した。
「篁さん!この方を引き留めてはいただけませんこと!?」
「ごめんなさい、山城さん。同居人になる黒銀様の方を優先しなければいけないので、また後日お願いいたしますね?」
と、苦笑いして唯衣は彼女こと山城に謝罪して俺を学校から連れ出した。
「あの……俺以外のツレはどうするんですか?」
俺は、あとの二人のことを尋ねた。俺が下宿人になるのなら俺以外の赤城や疾風はどうなる?
「さぁ?私は、黒銀様だけをお連れすることしか……」
「……?」
つまり……特別に俺しか招待されていないということか!?
にやにやが止まらず、俺は下宿先がどんな場所なのかと待ち遠しくなった。
「こちらでございます」
付いたころには、すでに夕暮れ時であった。目の前の光景は立派な武家屋敷が佇んでいる。まさか……今日からここが俺の下宿先!?
「す、すげぇ……!」
「私の自宅ですが、お気楽にお過ごしくださいませ?」
と、唯衣は俺に一礼して誰かを呼びに門へ入ると、俺はその場でしばしの間待たされた。
一人になったところで、俺は興奮が止まらなくなる。ここは……唯衣の家!!
*
……と、ここまでが俺の回想だ。そして、今こうして門前で誰かが来るのを待っている最中だ。
「……」
門の向こうをチラホラ除きながら落ち着かない様子であった。まさか、こんな立派な屋敷にしばらくの間厄介になるなんて……
しかし!俺はこの家に入るような作法なんて全く知るはずがない。最低限、玄関で「お邪魔します」といった後靴をそろえて上がることぐらいしか……?
「どうしよう……」
小学生のころ、悪友たちの家には何度か上がったことがあった
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