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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第六話「燃え上がれ!帝都・前篇」
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たぁねぇよ?」
「そ、そうですね……えへへ」
そのあと、雨は止んで気付いたころには夕方の六時だった。当然俺たちは栴納さんに大目玉をくらった。もちろん唯衣も同様に。しかし、天候の悪化のためという理由もあってから、今晩の夕飯は抜きの刑は免れることができた。
そして、それからというもの唯衣と俺の距離は徐々に縮まっていった。こうして俺たちはやく半年を過ごした。しかし、訓練の最中戦術機の不具合が発生し、滑走路への墜落事故が起こった。当然パイロットの学徒は事故死である。さらに訓練のつらさに耐えきれずにここを出て行く仲間もいた。
「いいのかよ?」
屋上で、校門を出て迎えのリムジンに乗る学徒を見届ける俺が、ほかの二人に尋ねた。
「これから地獄が始まるんだ。だったら、ここでやめさせてやった方がむしろ親切だ」
と、疾風。
「そうだな?それにやめたらやめたでそれがあの娘の人生だ。俺たちがどうこう言う権利はないよ?」
赤城の言うことももっともだ。
そして、来る日がやってきた……
とある嵐に夜に、学校の学食の部屋で一人の学徒、和泉が泣き崩れていた。話によると、九州で防衛にはいっていた彼氏がBETAの襲撃を受けて戦死したという。そんな悲しむ学徒の足元にはいつも肌身離さず首にかけていた彼氏と本人が映る写真の入ったペンダントを俺は拾い上げた。
「ん?コイツ、どっかで見たような……」
ペンダントの写真に写る彼氏のツラ、確か九州支部の研究所へ二人と見学に行ったときに疾風と同じゲッター2の担当をしていた……?

そして六月、俺達はついにBETAとの実戦へとゲッターともに投入されることとなる。俺達ゲッターチームは、嵐山中隊と共に帝都の防衛戦を担当するとのことだ。未だゲッターは軍に過小評価されているらしく各地でゲッターの出撃要請は無いに等しかった。
九州地方がBETAに占領されたのもそのせいだ。一様その支部の研究所とゲッターは健在なのが幸いだった。
ま、俺らのところは爺が軍の連中を脅してでも強制的に出撃をさせてくれたらしい。
「いいか!まだ、訓練もまともに終えてもいない貴様らは実戦へ出ても足手まといに過ぎん!」
赤い塗装機に乗るらしい女隊長がそう言い張っていた。塗装が赤というのなら、おそらく上級の武家だろう?
「テメェらが足手まといなんだよ……」
と、そこへ疾風が割って出てきた。自分たちも足手まといなのかと思ってキレたのだろう?
「何を?貴様……確かあのゲッターチームの一人か?フン、九州の占領事態は貴様達が早期に出撃をしなくても状況は変わらなかったはずだ」
「あんなモヤシにのって何ができる?軍の雌豚が……」
「き、貴様ぁ!」
隊長は疾風に拳を振るうが、それを軽々と交わして逆に疾風が殴り返した。
「隊長っつうなら、拳の一発やそこら軽くかわして見せろ
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