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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第六話「燃え上がれ!帝都・前篇」
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題じゃねぇ!」
俺はバン!と机をたたいてさらに抗議する。
「俺たちは民間人だ!軍の犬共とお勉強なんざしたって相性が合うわけでもねぇし、ゲッターの訓練はどうなんだよ?」
「平行してやればよい。ゲッターの訓練も訓練校の敷地内で行う。今まで非公開じゃったが、ようやく軍の豚共にわしの力を見せびらかすことができて疼きがおさまらんわい!」
爺だけは楽しみのようだが、俺たちはたまったもんじゃない!
「爺さん……考え直しちゃくれねぇか?」
疾風も同じことを言いだした。
「疾風までも何を言うか?」
何時もは物静かな疾風が、めずらしく爺に抗議したので俺たちにとっても珍しかった。
「俺は……斯衛兵にはちょっとした借りがあんだ。だから、連中と戯れることはしたかねぇ」
そう、疾風は当初仲間を装った斯衛兵に戦術機で仲間を惨殺されたことが切っ掛けで、あれ以来戦術機とそれを扱う軍人らを軽蔑し、嫌うようになった。一見こんな狂人染みた危ない男でも、仲間を思うほどの感情があるようだ。
「しかし……今後、奴らと戦うに当たっては戦術に関して学んでおいたほうがよい。ゲッターだけの力では周囲を巻き込んでしまいかねない。そうならないためにも様々な戦術策を会得するのも重要じゃ。疾風、お前さんの気持ちはわかるが、今は互いにいがみ合っている暇はない。今我々人類にできることはいかにあの俗物のゴミ共を地球上から……いや、この宇宙から抹殺することじゃ」
「……」
爺の説得に疾風は返すことができず、諦めたようだ。珍しくまともなことを言う爺の態度に赤城も共感しだした。しかし、俺だけはどうも嫌だった……
結局、俺達は爺の言われるままに嫌々軍学校へ行く羽目となった。ああ……気がめいるぜ。
「ああ、あんとき覗きなんざやらなきゃよかったぜ……」
あの時やったことを後悔しながら渋々と学校の敷地へ入った。やはり、学徒の女子たちは俺たちを見て物珍しそうな視線を向ける。
「な、なんだか恥ずかしいな?」
赤城も違和感を感じているようだ。
「ッ……!」クワッ
疾風は周囲の視線を振り払うかのようにあたりを睨み付けて追い払っている。
俺たちは、配属となるクラスの教室へ向かい、そこで目の前の女学徒たちへ自己紹介をする。っていうか!この教室って俺が前回来た場所じゃんか!?先公だってあの眼帯野郎だし。
「ほうっ……貴様、あのときの若僧か?」
「あんときの先公!まだ生きてやがったのか?」
ジリジリと俺と先公との間に火花が散る。
まぁ、そんなこんなで俺たちはしぶしぶと指定された席へ座ることになった。周囲の視線を気にしながら……
「……では、改めて講義をつづける」
眼帯は、気を取り直して授業を再開した。しかし、やっぱ言っていることはチンプンカンプンで俺には分からない。疾風は、まぁ理解しているようだが、く
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