Life11 聖書の子らの新たなる道 −赤VS白− −不敗VS逆転劇−
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構えた。
そして――――。
「―――――投影、装填―――――全行程終了―――――是、射殺す百頭!!」
――――神速の九連撃が異形のバーサーカーを捉え、一撃一撃が深い傷を与えていった。
−Interlude−
結界外からゴーレムたちを順次出現させていくキャスターが、偵察用として結界内に放っているゴーレムの視界を通して、戦況を見張っていた。
「幻想大剣・天魔失墜に屈折延命、はたまた射殺す百頭とはね。あの魔術師は一体何なんだ?――――興味は尽きないが鹵獲してから調べれば済む事か・・・。炉心の核として使えるかどうかは別として。それにしても、あれはもうこちらの制御を受け付けないな。さて、如何す――――!!?」
警戒用のために張っていた結界に、“何か”が反応した。
そして、その“何か”の正体は判別できないが、即座にこの場から離脱するような警告をされた様な悪寒を受けて、躊躇いなく瞬時に転移魔法陣でその場を離脱するキャスター。
その判断は正しかったようで、コンマ1秒遅れてからその場には1本の矢が刺さっていた。
「――――逃げましたか。ここ最近、きな臭そうな雰囲気を感じ取ったので来てみましたが、如何やら当りだったようですね」
古風な西洋の鎧を身にまとい、ブロンド髪をなびかせる青年が弓矢に遅れてその場に舞い降りた。
手には先ほど結った、矢の番たる弓を持っている。
「それにしてもこのような荒事を黙っているとは、後日にでも士郎には説教を受けて貰わねばなりませんね」
その青年は、嘆息しながらも穏やかな顔で当の士郎が見えているのか、駒王学園に視線を向けて言い切った。
−Interlude−
バーサーカーは耐久値を超える攻撃を受けて、宝具による肉体強化の暴走により大きく膨れ上がった風船のような状態になっていた。
それに対峙していた士郎は、困惑顔でいた。
「あれほどの攻撃を受けても直、霊核に傷一つ付いていないと言うのか・・・!」
しかし、これでは最早攻撃など出来るまいが如何したモノかと考えていると、一誠の怒声とアザゼルの大笑いの声が聞こえて来た。
この事から恐らく、一誠がまたスケベな事でキレているんだろうと予測できる。締まらない事だ。
「オ、オオオオ、オオオオオオオオオオオオ!?」
ギョロギョロと、異形の怪物の眼があらゆる方向に蠢きだす。
(何だ?)
釣られるように周りを見ていると、敵魔術師集団は撤退したのか一人たりとも見当たらず、無限に表れていた小さいゴーレムの増援も無くなり残存しているの
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