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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
運命は定められているものなのか
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いた。だから俺は安心させるように

「ううん、話し声が聞こえただけでなにを話していたのか聞こえなかったんだ。誰かいたの?」

するとばあちゃんは安心したような声で

「いいえ、外の小鳥さんたちに一人語りをしていたのですよ。」

と笑いかけてくれた。それ以上、俺は何かを聞き出せる気がおきなかったので「そっか」と言ってこの話を終わりにした。そのあといつも通り家族みんなで朝ごはんを食べて俺は学校へと向かうのであった。




「やはりトモも資質があるのでしょうかね。私の子孫には魔法の力とは関わってほしくはなかったのですが...。運命でしょうか。」

レイナは悲しげな声で先ほどのように一人語りをしている。

「もし、危険が迫っているのだとしたら私はまた戦いに身を置かなければいけないのかもしれません。」

そう決意するように語っているとその声に応えるものがあった。

《ソノ必要ハナイゼ.俺ガココにイルンダカラナ.》

そう応えたのは機械的なカタコトの言葉をしゃべる空野家上空に浮かんでいる謎の宝石だった。


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俺が学校につくといつもの定番、徹のお願い攻撃に遭うことになってしまった。

「頼む、とも!宿題見せてくれぇ!」
「ああぁもう、徹!なんで自分でやってこようとしないのさ。昨日もそれで怒られたんでしょ?」
「てへぺろっ☆」
「本当に今それを俺の目の前でやらないで。ちょっと怒りそうだから。」
「そんなことを言わずにさぁ。頼む!!結局昨日見せてもらってないし。な!」
「.......次持ってこなかったら?」
「今度ともの好きなお菓子をおごる!!」
「はい、だめ〜。うちの兄貴の技を一回受けるに決定ね。」
「げぇ!!?それは勘弁願いたいぜ。」

兄貴の技と聞いただけで青ざめる徹。相当嫌なのだろう。俺だってそんなのできることなら受けたくはないさ。まあ、次から忘れたら強制的にこの罰ゲームを受けてもらおうかな。
徹に今日の宿題をしかたなく渡して罰ゲームの取引をしていると向こうのほうからなのはがこっちに歩いてきた。

「おはよう、なのは。」
「おはよ〜、昨日はありがとう。たくさんお世話になっちゃったね。」
「どういたしまして。そんな大したことしてないけどね。」
「ううん、ともがいてくれてほんとに助かったよ!何度も助けてくれたし。」

そういって少し興奮した様子で詰め寄ってくるなのはに若干、俺は驚いて

「そ、そう?それはどうも?」

なんて間抜けな返事をしてしまった。

「なになにぃ?昨日二人でなんかあったの〜?」

とアリサがよってきた。

「べ、別になんにもないんだよ
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