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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
運命は定められているものなのか
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私.....実は、あの欠片どこかに落としてしまったようなのです。」
「―――――――――!?」
「はい、昨日から見当たらなくて。サブロウさんにも聞いてみたのですが。」
「――――――――――。」
「はい、あとは聞いていないのはトモだけですがあの子は昨日も無事帰ってきておりますし、あなたもこの家であの子の行きと帰りで状態を確認していますでしょう?」
「―――――――――。」
「はい、一刻も早くジュエルシードを見つけてこの町の安全を確保しなければ。」

―――――――なっ!?なんだって、今ばあちゃんジュエルシードって.......。なんでばあちゃんがジュエルシードのことを知っているんだ?それに今、話している相手は誰なんだ?見たところばあちゃんしか今縁側にはいないはずなのに。ちょっと気になるな。よし、なるべくばれないようにばあちゃんに誰と話していたかだけでも教えてもらおう。

「ばあちゃん、おはよ〜。」
「あら、トモ!おはようございます。今朝は早いですね。今から学校ですか?」
「うん、ご飯食べたらもう学校行くつもりだよ。ばあちゃんこそ今日は神社のお仕事いいの?」
「今日は少し探し物があったので、神社に連絡をして朝はお休みをもらったのです。ちょうどいいところにきました、トモ、小さいころに見せた私のペンダント覚えてますか?」
「ペンダント......?」
「はい。青色のちょっと濁った色した宝石のようなものです。」

思い出した。なんで昨日ジュエルシードに聞き覚えがあったのか。昔、ばあちゃんにこれは何?って聞いたときに教えてもらったんだ。
『これはですね、ジュエルシードという宝石で私のとても大切なペンダントなのです。これは私以外の人が持っているととても不幸なことが起きてしまいます。だから、常に身に着けているのですよ。トモもお願いですから勝手に持ち出したりしないようにしてくださいね?』
ばあちゃんは人の手に渡ったらジュエルシードが害を及ぼすってことを知っていたんだな。だからいままで自分で人の手や他の者の手から遠ざけてたんだ。

「トモ?聞いていますか?」
「え、なに?ばあちゃん?」
「ですから、私のペンダントの話です。もし、見つけたらすぐに私に届けてください。他の人にだけは触れさせてはいけません。いいですね?」
「うん、わかった。」
「トモはお利口デスね。話が分かる子です。」

返事をするとばあちゃんは途端に笑顔になった。ばあちゃんは何年も歳をとっているがいまだに日本語に慣れていないとよく言っていて、時々気を抜くとカタコトになるときがある。

「ところでばあちゃん。いまさっき誰かとお話ししてなかった?」
「えっ?なにか聞きました?」

ばあちゃんの顔が一瞬曇るのがわかった。あまり関わらせたくないという顔をして
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