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月滅剣  現代編
既視感に囲われて

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 気づいたころには御剣は水飲み場で倒れていた

御剣はいつの間にかそこで眠っていた 口には滴る水 誰かが飲ましたのか…

俺は…

 そこには何もなかったのさ…誰もいなかったのさ…風は南風から吹いていて

木陰には少女の栞が挟まっていた。 日付は1992年4月8日

御剣は過去に飛ばされた もう二度と戻れないような 既視感に包まれながらゼロは嘔吐した 何度も何度も

そして その向こうには エリーに似た少女が待っていたのであった。





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