1SAO編
1 74層、迷宮区。
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待ち合わせ場所では5分前だというのに彼女が待っていた。
そして、俺を見つけるなり、
「ソラ〜!」
と手を振ってくる。俺も手を上げ、
「おそくなってごめんな」
とあやまる。
彼女・・・ナツは
「ぜんぜんまってないよ。ほらいこっ!」
と俺の前を歩き始める。追いつきながら、装備をちょっとだけかくにんする。
最前線では何が起こるかわからない。確認が癖になってしまっていた。
最前線である第74層の攻略が始まって何日もたっているからそろそろボスが見つかってもいいころなのだが。
・・・あ、自己紹介がまだだった。
俺は春山宙。このソードアートオンラインというゲームの中では、ソラと名乗っていた。
隣にいるナツは、大量のモンスターに襲われていたのを助けてあげて以来、俺とペアを組んでいる。
いつもはやさしく、おっとりとしているが、たまにとんでもない行動をすることがある。
2人とも片手剣使いであるが、俺はたまにブーメランのような武器を使うことがある。
とりあえず、ものがたりをすすめようか。
迷宮区(ダンジョン)につくと見覚えのある2人組みがいた。
「キリト!」
そうナツが呼びかけると2人はこちらを向いた。
「おおソラとナツか。ひさしぶり」
「隣の方は?」
「知らないのか?・・・って知らないか。こっちは血盟騎士団のアスナだ。でこっちは俺の友達の、ソラとナツだ」
「はじめまして。アスナです。」
「ソラです。こいつはナツ。よろしく」
「ソラたちも攻略しに来たんだろ。いっしょにいこうぜ」
いちおうナツに許可をとってから、
「いいよ。ってかよろしく頼む」
と返事した。
というわけで。
「はぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」
絶賛戦闘中である。
キリトとアスナのペアは相性ばっちりだった。
俺たちも負けてられないなとスイッチに備える。
この世界では数人が同時に同じ相手にきりかかることができるが、結構邪魔になることが多い。
そのため、スイッチという攻撃方法が存在する。
「ソラ!スイッチいくよ」
「OK!まかせんしゃい」
ナツのソードスキルが終了した後、代わりに俺が入ってソードスキルを発動させる。
9連撃ソードスキル、『インファクトネオ』。
一気に相手の胴体にたたきつけ、最後の一撃を渾身の力ではなつ。
HPがゼロになりモンスターの体は四散した。
「おーいそっちおわったかー?」
「おわったぞー」
とここで気付いた。
「キリト!そろそろボス部屋だぞ」
「たぶんな。気ぃ抜くなよ」
「わかってる」
おたがい再確認しあうと、迷宮区のさらに奥へとすすんでゆく。
徐々にモンスターが減ってゆき大きな扉が目の前に現れた。
「ボス部屋だ・・・」
「ちょっとだけ中見てみようぜ」
という意見にみんな
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