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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
ジュエルシードの脅威
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をめりこませるように道路に踏み込んだ。
「!!っ来ます!!」
「え!?」
フェレットの声が上がったと思うと、黒い生き物はそのまま上空に巨体を打ち上げた。そしてそのまま重力に身を預けるように、身体をまるごとなのはのほうに落としてきた。ゴウッと音を立て雄叫びのような声をあげ、黒い生き物がなのはを襲う。
「危ないっ!!っつ!!」
さっき足をからませたとき気づかないうちに挫いたのだろう。右足首が急に動こうとしたとたん悲鳴を上げた。声を出すことしか出来ず、なのはが潰れる!!と思ったとき
《Protection.》
聞きなれない声とともに襲いかかってきた黒いのに向かってなのはを守るように半透明のバリアのようなものが張られているのが目に入った。黒いのがそのバリアにぶつかった瞬間、その身体を四方八方に飛び散らせ、道路や側面の壁につぶてのように突き刺さった。
とっさに身体をひねらせフェレットを両手で抱え、近くの電柱に自分の身を隠した。つぶてが止むと俺が隠れていた電柱が音を立てて反対側の壁に倒れ掛かるように崩れ落ちた。
「あ、あっぶなかった〜。」
「とも!?ごめん、だいじょうぶ!?」
「な、なんとか〜....。」
目を真ん丸とさせて驚いている俺になのはが心配そうに声をかけてくれる。いや〜電柱がなければ即死だった....。
「僕らの魔法は発動体に組み込んだ “プログラム” と呼ばれる方式です。そして、その方式を発動させるために必要なのは術者の精神エネルギーです。」
方式?精神エネルギー?なにやらちんぷんかんぷんなことをいうフェレットだね。
黒い生き物との距離を離しながら走っている俺となのはは二人ともよくわかんないような顔をしている。黒い生き物は飛び散った身体の一部を元の身体に戻すように再生を始めている。まるでスライムのようだ。
「そしてあれは忌まわしい力により生み出されたしまった思念体。あれを停止させるにはその杖で封印して元の姿に戻さないといけないんです。」
「よくわかんないけど、どうすれば?」
「さっきみたいに攻撃や防御の基本魔法は心に願うだけで発動しますが、より大きな力を必要とする魔法には呪文が必要なんです!」
「呪文?」
「心を澄ませて、心の中にあなたの呪文が浮かぶはずです。」
「そんな無茶な....。」
心の中に浮かぶって、決まり文句とかじゃないの?と思っているとなのはは目を閉じて精神を集中させるような態勢をとった。
再生を終えた黒いの改め、黒スライムがこちらめがけて突進してきた。
「不死身なの、あいつは....?」
「あなたは下がっていてください。今から封印を始めます。」
「...なのは?できるの?」
心配になってなのはに問うと
「うん、よくわかんないけど
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