暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico13欠片を集めて全容を描く
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切り替えた。これ以上、野放しにしておくわけにはいかへんから。

「なんのことか、わたしには判りません」

リーダー格ってゆうアルマちゃんがそう言うた。すると『鼻に触れている。嘘を吐いていると考えて良い』ルシル君からそんな思念通話が入った。アルマちゃんの右隣に座るベリトちゃんも「ボクも判らないのです」って言うて、左隣に座るドロテアちゃんも何度も頷いて同意を示した。

『ベリトは目を擦り、ドロテアは口元を手で隠そうとする。どちらも誤魔化しや自分の言葉を隠そうとする表れだ。まぁ、そんなことに注意しなくても雰囲気からしてバレバレなんだが』

ルシル君の言う通りや。わたしでも、3人が必死に何かを隠そうと、誤魔化そうとしてるのがよう判る。そやから「君たちが匿っているであろう動物、もう君たちでは手に負えないんだよな」ルシル君がそう断言。嘘や誤魔化しはもう通用せえへんことを示すために。それからわたしらのこれまでの推測を伝える。

「――どうやろ? 間違ってへんかな?」

話し終えた後、わたしが確認を取る。強い握り拳に動揺してるんか目はキョロキョロ。そんでシャルちゃんが「もういいでしょ? あなた達のためにも、匿ってる子のためにも、正直になって」優しい声色で声を掛けた。

「っ!」

「「アルマちゃん・・・」」

「・・・わたし達も、もうどうすればいいのか・・・解らなくて・・・」

とうとうアルマちゃんが本当の事を話してくれた。事の始まりは半年前。アルマちゃん達が学院の敷地内で花壇を作るための活動中、地面に埋められてた卵を拾ったそうや。動物図鑑で卵の正体を調べたんやけど判らへんかった。そやから・・・

「どんな子が生まれるのか興味を持って、温めたんです」

「そして生まれたのは・・・」

「ドラゴンでした」

ドロテアちゃんの発したその4文字にわたしら全員が絶句。ドラゴン。魔法があって、異世界があって、いろんな不思議があった。そやからトンデモアニマルも居るんかなぁ、って思うてたけど、まさかドラゴンとは思わんかった。どないしよう。めっちゃ見たい、触りたい。

「最初は、みなさんの言う通り大人しく、言うことを聴いてくれました。本当に小さな命だったんです」

「だけど、時間が経つにつれて大きくなって、我が儘になって、言うことを聴かなくなって・・・」

「・・・今日、気付いたらもう勝手に食料庫に入り込んじゃったんです・・・」

「「「ごめんなさい・・・」」」

その後、アルマちゃんとベリトちゃんとドロテアちゃんから聴取を終えた後、3人から聴き出した卵の形状と柄を「セレネちゃん、エオスちゃん。どう、心当たりある?」2人に教えて、どんな種類のドラゴンかを訊いてみた。

「う〜ん、そんな柄の卵のドラゴンなんて知ら
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