暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico13欠片を集めて全容を描く
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学の見学をしたわたしらは、お昼時ってこともあってザンクト・ヒルデ魔法学院の食堂へとやって来た。
「お弁当持参の生徒も居ますが、ここダイニングで昼食を摂る生徒も居ますし、ここでお弁当を持ち寄って食事をする生徒も居ます」
シスターシャッハからそう説明を受ける。ちなみに食事代は基本的に無料らしくて、聖王教会系列の学校は大体そうらしい。シャルちゃんが言うには「聖王教会は大金持ちなの。それと海や山に挟まれたザンクト・オルフェンが食材の宝庫っていうのも一因かな」とのこと。
「「おーい!」」
「遅れてごめんなさい、皆さん!」
ダイニングの入り口で待つこと数分。わたしらに大手を振りながら駆けて来るセレネちゃんとエオスちゃん、それにトリシュちゃん3人と無事に合流。ここで「それでは私は少し失礼しますね」わたしらに気を遣ってかシスターシャッハが席を外した。
「ところでトリシュ。その大きな包みはなんだ? 登校時には持っていなかったよな・・・?」
「あ、はい。ディナスが、皆さんと一緒に頂いて下さい、とお弁当を届けてくれたんです。これを受け取りに行っていて遅れてしまいました」
トリシュちゃんが抱えてるんは重箱みたいなお弁当箱や。ディナスさんの厚意に甘えて、みんなでお弁当を頂くことにした。わたしらは食堂の空いてる席を見つけて座る。1つの長テーブルを挟んで椅子は6脚。わたしは車椅子でええし、リインはテーブルの上に直座り。そやから椅子の数は十分や。
テーブルの上にセレネちゃんとエオスちゃんのお弁当2つと、トリシュちゃんが持って来てくれたディナスさんのお弁当箱4つを広げる。みんなで「いただきます!」して早速いただく。ディナスさんの料理はホンマに「美味しい!」から、セレネちゃんとエオスちゃんも自分のじゃなくて、ディナスさんのお弁当をつつく。
「うわっ、何コレほんとうに美味しい!」
「トリシュのお弁当っていつも美味しそうだなぁって思ってたけど、これほどとは思わなかったよ!」
「自分のを食べなさいよ、セレネ、エオス! あなた達のも十分美味しそうじゃない」
「「だって〜。これほどの物を食べちゃったらもう・・・」」
自分のお弁当を見向きもせんとトリシュちゃんのお弁当ばかりを食べる。そんな2人のお弁当箱からおかずを1品ずつフォークで突き刺して口に運ぶシャルちゃん。するとルシル君もトリシュちゃんも「いただきます」って2人のお弁当箱からおかずを貰ってくから、「わたしも、いただきます〜」おかずを貰う。それにアインスとリインも「いただきます」貰う。
「美味しいですよ、お2人のお弁当」
「うん。普通に美味しいじゃないか」
「ホンマや。セレネちゃん、エオスちゃん、十分すぎるほどに美味しいよ」
「ああ。不満を抱くほど
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