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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico13欠片を集めて全容を描く
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出したかった。
「さぁ、どう反撃する?」
「こう、します・・・!」
「お?」
トンと屋上を軽く蹴って跳んだトリシュが“エヴェストルム”の穂の表面に降りた。俺のターゲットスフィアを狙うためにそこからまた跳ぶと察し、「ツヴィリンゲン・シュベーアトフォルム」“エヴェストルム”の柄を分離させた。
「っ!?」
跳ぶために脚に力を込めた最中に、足場となっていた“エヴェストルム”が真っ二つに折れたことでトリシュもまたガクッと落下。俺は時計回りにクルッと旋回して遠心力を乗せた横薙ぎの一閃を繰り出し、双剣状態の“イゾルデ”を盾にすることで防御したトリシュをそのまま弾き飛ばす。
「これはどうだ・・・!」
手にしていた“エヴェストルム”を高速回転させるようにして水平に投げ飛ばす。トリシュは未だに空中。それでも「まだ、です・・・!」トリシュは辛うじて双剣で防御したが、“エヴェストルム”の長さと重さ、さらに速度が加わっていることもあって「きゃぁぁぁ!」さらに大きく弾き飛ばされた。
「さぁ、第二波だ」
足元に転がっているもう片方の“エヴェストルム”の柄の下に爪先を差し込んで勢いよく蹴り上げる。跳ね上がった“エヴェストルム”の柄をキャッチ。そして先程と同じように投擲。と同時に俺も駆けだす。着地したばかりのトリシュに“エヴェストルム”が到達。トリシュは両足を180度近く開脚することで腰を落とし、“エヴェストルム”をやり過ごした。
「パイチェフォルム!」
一刀目の“エヴェストルム”を落下する前にキャッチし、柄頭より魔力ロープを伸ばす。魔力ロープはトリシュの頭上を通過した二刀目の“エヴェストルム”の柄頭と連結。鞭形態へと変形させる。手にする“エヴェストルム”をグッと引っ張り、立ち上がり途中のトリシュのターゲットスフィアを背後から襲う。
「(これ以上長引かせて、万が一にもはやて達が負けて俺対シャルとトリシュなんて構図は御免だ)アクセルシューター、スタンバイ」
シューター5発を俺の周囲に展開。うち1発は俺の背後に配置。トリシュは後方宙返りで“エヴェストルム”を避け、“イゾルデ”を連結して大弓へ戻した。そこに「シュート」シューターを発射。
「奔れ・・・!」
――群れ成す煌きの啄み――
射られる矢が途中で炸裂。鳥のくちばしのような矢尻14基となって、シューターを迎撃。残りが俺に殺到する。誘導操作ではなく直射系の射撃魔法のようで、大きく横に移動すれば容易く回避できたと思えば・・・
「貰いました!!」
――速翔けし八輪の討ち華――
高速射撃に分類されるであろう魔力矢が8本、移動先に着いたばかりの俺の目前に迫っていた。しかしまだ甘い。それらを“エヴェストルム”で薙ぎ払いつつ、トリシュに向か
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