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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico13欠片を集めて全容を描く
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は、あの2人を失格させないといけない。はやてを横抱きに抱え上げて、失格寸前だったスクライア姉妹と、シャルとトリシュの戦いに参入する。そして・・・
「問題ありません! 勝って、ここで合流しましょう!」
「トリシュとの一騎打ちか。・・・いいだろう、やろう」
はやてとスクライア姉妹はシャルと戦うことになり、俺はトリシュと一対一の決闘形式だ。トリシュは大弓型のアームドデバイス、“イゾルデ”を構えて魔力矢を魔力弦に番えた。弓騎士相手に距離が近いから、という条件は役に立たないだろうな。
はやてとの戦いで、近接戦もこなせることは承知しているし、射る矢の効果も全ては掌握していないから、迎撃も回避も下手に取ると痛い目に遭いそうだ。だからと言って、二の足を踏むなど出来ないよな。はやてだって立ち向かったんだし。
「参ります!」
――速翔けし一輪の討ち華――
指を矢羽根から離すのを見逃さず、すぐに一歩分横に移動。その瞬間に先程まで俺が立っていたところを通過した。トリシュが弦を引いて魔力矢を創るより先に「アクセルシューター!」なのはから複製した誘導射撃魔法を5発と一斉発射。
(魔力制限がキツイな。
得意の槍群
(
コード
)
が放てそうにない・・・)
トリシュは回避を選択しようとしたが、アクセルシューターの誘導操作性能は嫌というほど良く知っている、そう逃げられるものじゃない。トリシュも自身の周囲を高速旋回して包囲してくるシューターに「くっ・・・!」苦悶の声を漏らした。もう諦めるのか?と思えば、彼女は“イゾルデ”の魔力弦を消して、握り部分を両手で握った。
「やぁぁぁーーーッ!」
そして“イゾルデ”を身体ごと旋回させてシューターを真っ二つに斬り裂いていった。やるじゃないか。しかしここで手を緩めるような真似はしないぞ。次は「プラズマランサー、セット」フェイトの雷槍を4本と展開。トリシュは“イゾルデ”を半ばから分離させて双剣へと変形させた。
「エヴェストルム」
ニュートラルのランツェフォルムで“エヴェストルム”を起動して、近接戦に備えることにした。トリシュは両腕を大きく広げ、前傾姿勢を取った状態で突撃して来た。それに対して「ファイア」俺は雷槍をトリシュの行く手に向けて射出。トリシュの軌道がそのままなら直撃するコースだ。
「っ!!」
トリシュは息を止め、速度を緩めることなくジグザグに右往左往することで、迫る雷槍を紙一重で躱した。弓騎士としての目の良さと、数多くのパラディンに鍛えてもらったという運動神経と身体能力があってこそ出来る芸当だな。
最後の1本を避けて元のコースに戻ったトリシュが“エヴェストルム”の間合いに入ったことで、刺突を繰り出す。ターゲットスフィアを狙うのも良かったんだが、もうしばらくトリシュの技を引き
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