変わらない日常
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俺はとある乙ゲーの少年Aである
俺はいつもの朝と同じように家を出て同じように学校へ向かった
いつも同じで退屈しないかって?
そりゃするさ
けど代わり映えのしない日常に飽きて
なにか行動を起こすのなんて名前のある主要メンバーのやることだ
俺みたいな性別と個体ナンバーが一目瞭然!
というのがウリのモブたちは日常を過ごし続けるだけ
今年で何回目の高校2年生なんだっけな
ちょっとそんなことを考えて電車を待っていた
そこでなにかに押されたんだ
モー!!という雄叫びが地下鉄のホームに木霊して
俺を押したアイツは白と黒の…は?
牛?
だけど俺の思考はそこまでだった
あっけにとられてる間に
馴染みの音と光が迫ってきて
グシャって潰れたような気がしてプツっと
目の前が真っ暗になった
なんだか眩しいので目を開けた
「うおっ」
俺は生まれてこのかた制服以外を着たことがなかった
そりゃそうだよな乙ゲーのスタートが保育園からとか
そんな腹黒い幼児見たくねぇし
まぁ、そんな俺がなんと古代ローマとかの人が着てそうな
粗い繊維の…なんと表現すればいいのやら
ワンピース…?に似たかんじのなにかに身を包んでいた
そしてポーズをとること5分
「ふぉぉ!!」
とか言って興奮しちゃってたのが恥ずかしいのだが目の前に中年男性がいた
そして何故か一喝された
「どれだけ待たせるんだよヘボ勇者!!」
あ、俺少年Aです
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