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剣聖龍使いの神皇帝
第2巻
戦いの後始末×ランクSSS認定
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と行ってくるから、沙紀はマッサージを。ついでに温かい飲み物買ってくるな?口移しはダメだぞ」

四階にある四門家からエレベーターで降りた俺は、エントランス先で静乃と結衣の姿を発見した。帰ってきているが、何か様子がおかしくて手荷物は結衣が持っている。表情は強張り、結衣の後ろにいる事で何かあったのかと思いながら、結衣の所に行った。

『やあ、昨夜はぐっすり眠れたかな?』

対峙したのは、昨日死闘したはずのエドワードだった。

「『神の力を持ってしても、やはり殺すべきだったかな?』」

俺は結衣と静乃を後退させてから、徒手空拳の構えをした。本来は認識票は粉々になったが、余裕で徒手空拳で倒せる。鋭い目つきをしたまま、殺気と覇気をしたまま戦闘態勢に入ろうとしていた。

『待った、待った。そんな怖い目で睨まないでくれよ。偶然ばったりとシズノと護衛者さんに会っただけだってば。攫いに来たのなら、今頃護衛者さんが戦闘しているだろう?無論留学話も白紙だろう?』

エドワードは気さくな態度だったが、確かにそうだ。また攫いに来たのなら今頃結衣が戦闘しているし、留学話はとっくに白紙となっている。漆原賢典を失脚させているから、信じる話ではある。相手は手を挙げてみせた。

『一度戦って、ボクが完全に敗北したんだ。昨日の今日でリターンマッチとかは、往生際の悪い真似はしないよ。女王陛下の御名に誓ってね』

「『完全敗北したのは認める訳か、で?今日は何の用だ』」

『キミはシズノをまんまと連れ去って、目的を果たした訳だからね。騎士として潔く認めるしかないと思ったし、アンの治療がされていたのをお礼しに来た訳だ。あの青痣が、昨夜で消えるのはキミが治療したんだと思ったからさ。完全に敗北したのは初めてだし、やはり神皇帝は強いと思ったさ』

エドワードがそう説明し、洒脱な仕草で一礼して見せた。そしてようやく俺の戦闘態勢を解くが、まだ警戒はする。

『零社長や校長と話し合った後、キミがここにいると教えてくれてね。聞きたい事と、伝えたい事があって会いに来たのさ』

「『アイツめ、・・・・まあいいや。聞きたい事は何?』」

『初めて会った時、ボクがいきなり殴りかかってきたじゃない。ボクよりも速度を出して目の前にいたけど、キミの実力なら避ける前に迎撃出来たはずだろう?』

喫茶店で会ったあの事か。

「『破軍よりも速度を出したのは、単に店側に迷惑をかけないようにするためだ。迎撃するなら、表に出てからやっている事も分からないのか?』」

『なるほど、このボクを驚かせるのは未知数な実力なのか?』

「『ホントは相手の通力(プラーナ)を見れば、本気かオフザケかくらい分かるがそれだと面白くないので、心眼という心の声を聞かせてもらった。神の眼とも書くが
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