第2巻
白騎士対黒鐵改
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らばどんな強度を持つ剣でも折る事は可能。
『それが真の奥の手か!』
振り返り様、竜巻のようにして大剣を振るって迎え撃つが、刃と刃が交錯するも破壊の効果でエドワードの大剣をへし折ってやった。
『これは流石だと言いたい所だが、参った』
素直に負けを認めたと思って斬り倒したつもりだったが、認識票がもう一枚あった事でそれを解放させたのか。斬った感覚はあったが、俺の眼に映ったのは白銀の甲冑。重厚さと荘厳さを兼ね揃えた、洗練されたデザイン。白龍皇や白騎士と呼ばれたISもあるが、こいつはまさに白騎士と言われる甲冑であった。金で縁取られた、全身の精緻な飾り模様。地球上に存在する如何なる金属にはない、神秘的な光沢を持つ装甲。前世で愛用した武器を蘇らせる事が出来るのなら、防具が出来ないという道理はない。眩い鎧を纏ったエドワードが、籠手で俺の剣を受け止めていたがそれは力を軽くしたからである。
「『それがテメエの真の奥の手か』」
大剣はエドワードにとっては、鈍らの剣で、白騎士が白騎士たる所以。彼の不敗伝説を支える神威の武具であるのが、《固有秘法(ジ・オリジン)》銀嶺アーガステンだ。
『これこそ我が最強の鎧であるが、流石の神皇帝でも傷付けられないだろう』
「『それは二人目の神皇帝には敵わなかったと聞いているが?だったら俺にも傷がつけられる程と言う事だ!』」
『それはそうだが、今度こそ倒して見せる!』
俺を倒すと言っているが、素手での拳でやると痛むだけなので剣で振るい、へし折った大剣を捨ててから持っていた槍で対抗する。鼻歌はしていなかったが、兜の下で獅子の笑みを浮かべるように見える。クロックアップで見えないくらいの瞬間移動をしながら、鎧破壊をしようとして剣を振りまくった。俺の剣も奴の鎧も無傷であるが、奴が身に着けているのは甲冑だ。動きは先程より遅いが、聖剣エクスカリバーの本気を見せたら流石のコイツでも死なせてしまうのでわざと力を落として攻め立てる。
『ハハハ、流石の神皇帝でも無駄さ!ボクは不死身だ!』
「残念ながら不死身も専売特許持っているからには、本気を出すしかなさそうだな。・・・・来い!黒鐵!」
『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』
そう叫んだ時には、一瞬姿を消した俺を探すかのようにしていたが、声が聞こえたので振り返ったらそこには黒い甲冑を着ていた者が立っていた。黒・銀・オレンジの黒鐵改のヒト型バージョンとして、あちらが白騎士ならこちらは黒騎士だと言いたい程だ。そして槍をこちらに突こうとしたら、槍を一掴みすると同時に折った。
『こ、これが神皇帝と言われる程の姿なのか・・・・?これではまるで創造神と同じ容姿!』
「『その通り、この姿は創造神黒鐵の姿をそのまま模ったような
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