2部分:第二章
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
て」
「それが新しい庄屋か」
「左様でございます。今ではもうこの村を仕切るようにさえなっております」
「それはいかんな」
源介はそれを聞いてすぐにそれを否定した。
「御館様はこの村の庄屋はそなたと決めておる」
「はい」
「それなのに急に新しい庄屋とは。しかも得体の知れぬ歩き巫女などを」
「ですがもう誰も逆らえないのです」
大五郎はこうも述べた。
「その女だけでなく周りの者達も腕っぷしが強く」
「どうしようもないというのだな」
「そのうち大事になるかと心配していたのですが」
「だからこそ私が来たのだ」
源介はここでこう述べた。
「この話を終わらせる為にな」
「はあ」
「そしてだ」
彼はそのうえで問う。
「その新しい庄屋、歩き巫女とはどんな者なのだ」
「名は管姫と申します」
「管姫か」
「はい、それが何か」
「いや、何もな」
だがその名を聞いたところで彼にはふと気付くものがあった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ