暁 〜小説投稿サイト〜
僕の周りには変わり種が多い
来訪者編
第35話 ピクシー
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己診断プログラムを走らせてそれが終わったところで、ピクシーが笑顔を作って、サーバーにある生徒名簿へアクセスを開始したということだ。ピクシーに強制停止コマンドをおくったがとまらずに、サーバー側でアクセスされている無線回線を停止したことにより、アクセスが停止したとのことだ。廿楽(つづら)先生が今朝から調べていたが、ピクシーのボディから高濃度のサイオンの痕跡に、プシオンの痕跡もみられたということだった。
また、ピクシー自体からログを取り出して調べていたということなので、一応、起動はさせてしらべているわけだ。

「それで、僕はそのプシオン関係を調べてよいわけですね?」

「昨日から、そこの古式の札らしいものとかつけたりしていたのは、陸名くんだと聞いていたので、事情もある程度知っているのではないかなというのもあってよ」

「えーと、パラサイトが、このピクシーに寄生しています。それに昨日気がついたので、札とか張って、学校の職員とかには話しておいたんですけどね」

「ふーん。だから廿楽(つづら)先生が珍しく朝早くからきていたのね」

「それでは、しらべさせてもらいますけど、できたら僕より後方でみていてもらえませんか?」

「何か危険なのかい?」

「新種のパラサイトなので、本来ならICPO魔法3課のネゴシエーターあたりにおこなってもらう内容なんです。しかし、日本の警察がいれてくれないみたいなので、僕だと場合によっては、ちょっと手荒っぽくなるので」

皆が下がったところで、

「ピクシー、サスペンド解除」

ピクシーが腰かけた椅子から立ち上がって深々と一礼した。

「ご用でございますか」

「ロボットであるピクシーに寄生している、僕らがパラサイト、もしくはプシオン情報体と話がしたい。パラサイトがこちらの言葉が理解できるのなら、首を縦にふってくれないか」

首を縦にふったのでそのまま話を続ける

「首を縦に振ったということは、ロボットであるピクシーではなく、パラサイトと呼んでいる相手と意志疎通ができるとこちらでは認識した。よければ、また首を縦にふってほしい」

また首を縦にふったので

「パラサイトから、こちらへ意志疎通を図る方法は首を縦にふったりする以外にあるかな?」

『はい、あります』

それは意識に直接きたような感じだ。テレパシーというやつだろう。

「こちらから話したことは聞こえていて、そちらからの意志伝達は、今の方法、僕らの間ではテレパシーと呼ばれるものだが、それですすめていってよいかな?」

『はい、それで問題ありません』

このあとは、名前はピクシーで問題ないことと、食事はロボットへの電源供給だけで、サイオンやプシオンは自然回復するということと、今後の行いたいことを確認したと
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