来訪者編
第35話 ピクシー
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?」
「達也と深雪さんにほのかさんと一緒に帰るのは避けようと思っただけです。いつも一緒に帰るみんながさすがに今日はさけているので、口実にさせてもらいました」
中条会長からは、なんとなくわかるわかるという雰囲気は出ていたので、結果オーライだろう。中条先輩とは少々最近の起動式のことで話して時間をつぶした。あとあ1科生と2科生ということもあり、出入り口も違うので1人で帰ることになった。中条会長に本命がいようがいまいが特に関係ないし、中条会長のと一緒に帰ったら中条会長のファンの一部に過激な行動をするものがいるとも限らないから、そこはさけさせてもらっただろう。
結局この日は帰っても、義理チョコしかなかったということだけで、あとはつつかないでいてほしい。
翌朝は普段より早めに学校へと向かった。
目的はロボ研のガレージにいるパラサイトがついている3Hと、まずはコミュニケーションがとれるかの確認だ。しかし、7時ちょっと過ぎについた時には
「達也、深雪さんにほのかさんまでいるのかよ」
「すでに中で一度、サイオンの放出があったぞ」
ほのかがいるから、エレメンタル・サイトを使っていないのね。ガレージの中の気配をさぐってみると
「中に人がいるようだね。誰かな?」
「廿楽先生たちだ。中に入るのはしばらく待つように言われている」
「うん? 1時限目の前に入れそうかな?」
「無理だろう。このまま生徒会室に行くのが一番だろうな」
結局は生徒会室で何がおこったのか、ロボ研での3Hの画像とか、3Hからアクセスされたというサーバー側の閲覧をしているところで、1時限目が始まりそうになったので、廿楽先生宛に『プシオンに関する調査ができるようになったら、教えてください』とだけメールを入れて、授業を受けることにした。
そして席にロボ研に集まってほしいと中条会長からメールが届いたのは、昼休み直前の授業に入ったところだった。
ロボ研に行くと、中条会長はともかく五十里先輩には一緒にいるのがあたりまえのように千代田先輩だが、風紀委員会を代表としてきたのだろう。それと部活連から服部会頭に、僕の後方からは深雪とほのかがきた。生徒会役員と風紀委員長に部活連会頭といったメンバーだろうか。
「そういえばリーナはどうしたんですか?」
「学校を欠席しているそうです」
好都合と考えて3Hの方をみるが、せっかくの結界札から離れた位置にいる。まあ、これで問題が起きていないからよしとしよう。中条会長からは
「五十里くんから陸名くんに説明してあげてもらえる」
それにともなって、すでにつかんでいた情報にプラスアルファがあったので、まとめてみると、
朝7時に3Hのここでの名称ピクシーの自
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