1部分:第一章
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耕していた夫に声をかける。
「あそこにとても奇麗なお侍様が」
「奇麗な!?」
彼はそれを聞いて顔をあげた。すると彼も思わず声をあげてしまった。
「おお、これはまた」
「なあ、凄い奇麗な人だろ」
「女ではないわな」
「まさか」
「いや、あの顔は女のものじゃぞ」
こちらに歩いてくる源介を見て言う。
「そうでなかったら何じゃ」
「ああ、ちょっと」
丁度すぐの場所まで来たところで源介は苦笑いを浮かべて道の端からその農夫に声をかけてきた。その声も麗しいものでやはり女のものにも聞こえる。そんな声だった。
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