第19話 魁、剣を語る
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零度の吹雪を感じるぞ!?実はこの2人どっかで会ってるのか!?はっきり言ってスゲー恐いぞ!!
そんなバカ騒ぎをやっていたらついに“SAO最強”や“聖騎士”など呼ばれる血盟騎士団 団長ヒースクリフが側近を連れて姿を現した。
ヒースクリフ……その実力は折り紙つきでユニークスキル“神聖剣”と呼ばれる絶対的な防御力を誇り、高レベルのプレイヤーたちを束ねる貫禄とカリスマを合わせ持つ最強プレイヤー…オレもリーダーと共にキリトとヒースクリフの決闘を見たが、凄まじいの一言だった。キリトもユニークスキルの使い手で“二刀流”の剣士で実際キリトと戦ったオレ自身も高速剣技を捌き切れなかった。にも関わらずあの男は顔色を一切変えず、涼しげな顔でキリトの剣を盾で受け止めたのには驚きを隠せなかった。
だけど此処でキリトは更にスピードを上げて観客どころか相対しているヒースクリフすら反応できないくらいの速度で攻撃に入った。そしてキリトの剣がヒースクリフにヒットする次の瞬間にありえない速さでヒースクリフの盾はキリトの剣をはじき、逆にヤツはキリトにヒットを与えてアイツに敗北を与え、ヒースクリフの勝利という形で幕を下ろした。
だけどこの決闘にキリトだけじゃなくオレとソウジも違和感を覚えた。その違和感の答えも出ないまま時間が流れ、ついに75層のボス部屋までついに来た。
ヒースクリフの『解放の日の為に!』という言葉に発破が掛かったのかトッププレイヤー達は
―――おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっっ!!!―――
自分を鼓舞するために雄たけびを上げた。そしてボス部屋の扉の前でそれぞれが自分の武器を構えているそんな中、隣にいたキリトが声をかけた
『死ぬなよ…!』
そう言ってきたからオレは不敵に笑い返した
『へっ!お互いにな!!』
そうだ…まだオレは死ぬわけにはいかない。親父とお袋…せっかく再会した山南さんにソウジ。そしてもしかしたらこの時代にいるかもしれない左乃さんに新八っつぁんに近藤さん。そして土方さんと千鶴に会うまでは絶対に死なない。
そして…小学生の頃、あの事件に巻き込まれて、親を守っただけなのにただの“人殺し”扱いされて心に酷い傷を付けられて、オレが守ってやれなかった幼馴染の《アイツ》ともう一度会うまで…絶対にくたばってたまるか!!
『戦闘開始!!』
ヒースクリフの号令の元、トッププレイヤー達は一気にボス部屋に突入し、円陣を組みながら周りを警戒するがその周りは薄暗いだけで肝心のボスの姿を発見出来なかった。ほんの数秒しか
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