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ソードアート・オンライン 〜紫紺の剣士〜
アインクラッド編
1.デスゲーム
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いた。
「発言、いいか」
声の主はさっきの巨漢だ。エギルという斧使いはわめくキバオウを、ポーチから取り出したアレ――ガイドブックによって見事に黙らせた。その後ディアベルの言葉によってキバオウは引き下がったが、俺にとって問題はここからだった。
――パーティーを組んでくれ、といったのだ、ディアベルが。
俺は今までずっとソロでやってきていたので、フレンドどころか普通の知り合いさえ少ない。と言うよりほぼいない。さてどうしたものか、と俺が唸っていると。
「なぁ、あんた。1人なら、俺たちとパーティー組まないか」
断る理由は無かったので俺は頷いた。出されたパーティー参加申請を受諾。次々にほかの仲間――そろいもそろってデカイ――も自己紹介してくる。
「あぁ、よろしく頼む。見ての通り、両手剣(ツーハンデッドソード)を使う」
「おぅ、よろしく。名前は・・・アルト、でいいか?」
「あってる」
パーティーを組み終わり、ディアベルが役割分担をして会議はお開きになった。なんだか普通の戦闘よりも疲れた気がする。
「ふぅ・・・じゃあエギル、明日はよろしく」
「よろしくな、アルト」
ひらっと手を振ると、俺は噴水広場を出た。






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