暁 〜小説投稿サイト〜
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第十四話 斎藤中尉!!サッカーも書いてみた!!その二十一

[8]前話 [2]次話
 二人はいつも通りその中にある岩場の上にそれぞれ腕を組んで仁王立ちしてだ、この台詞を叫んだのだった。
「正義は勝つ!」
 こう叫んだ、しかし。
 観客達はだ、その彼等に。
 空のペットボトルや食べ終えたカップラーメン、空き缶やたこ焼きの皿、他のゴミ等を放り投げた。そのうえで言うのだった。
「また勝ちやがって!」
「今回も汚い手を使ったじゃねえか!」
「サッカーでステルス使うな!」
「ネイ君の消えるフェイントなんてものじゃねえぞ!」
 これもキャプテン翼2のブラジルチームのキャラクターである、必殺シュートまで持っていてはっきり言って強い。
「リアルで消えるとかないだろ!」
「本当に御前等卑劣だな!」
「何処まで卑怯なんだよ!」
「悪事ばかり働いてるんじゃねえ!」
「だから勝てばいいんだよ!」
「勝てば官軍なんだよ!」
 二人も二人で無数のゴミを激しくぶつけられる中でそれぞれ中指を立ててそのうえで観客達に反論する。
「力こそ正義っていうだろ!」
「どっちも正義なら勝った方がより正義なんだよ!」
「だから俺達が正義だよ!」
「御前等その正義を褒め称えろ!」
「俺達はヒーローだぞ!」
「ヒーローに相応しい扱いしろ!」
 そしてその扱いはというと。
「奇麗なお姉ちゃん用意しろ!」
「未亡人と女子高生をそれぞれ一ダースずつな!」
「金髪も黒人の娘もいいぜ!」
「コスプレ大歓迎だ!」
「ブルマがその中でも一番いいな!」
「バニーガールでも許してやる!」
 相変わらず煩悩全開である。
「それとご馳走と酒な!」
「酒は焼酎だ!」
「焼き鳥と串カツどんどん用意しろ!」
「ヒーローに早速持って来い!」
 こう主張する、だが二人に与えられるのは罵声とゴミだけであった。そうして万博競技場でも戦いの後は観客達と罵り合うのだった。
 だが日帝衆との戦いと打ち切りの危機はまだ終わらない。戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!


第十四話   完


                          2014・11・5
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ