23みんなとのお別れ!機動六課解散なの!後編
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桜の見せる光景に目を奪われていた6人は、ヴィータの掛け声で意識を引き戻し、声をそろえてすぐに横に並ぶ。
俺達が整列するのを待って、なのはが一歩前に出る。
「まずは6人とも、1年間、任務も訓練もよく頑張りました」
「この1年間、あたしはあんまり誉めた事無かったが……お前ら、まぁ随分強くなった」
「「「「……ッ!」」」」
なのはの言葉に続いて、ヴィータの言葉に驚く四人。
確かにヴィータが彼らを褒めたことなど一年の間に両手の指の数で事足りる程度だった。
「辛い訓練、キツい状況、困難な任務……だけど、一生懸命頑張って、負けずに全部クリアしてくれた」
なのはの言葉とともに、一年の間にあったいろいろなことが彼らの頭の中を過ぎ去っていく。
短くも濃厚な一年。
この一年は6人に取って忘れられない一年間になった。
「皆、本当に強くなった。
6人とも……もう、立派なストライカーだよ」
「なのはさん……ッ!」
その一言で、四人の涙腺は崩壊寸前だった。
「あーもう、泣くな! バカタレ共!」
「「「「……はい!」」」」
そう言って四人に厳しい言葉を投げかけるヴィータの目にもまた、きらりと光るものがあった。
「……さて、折角の卒業、折角の桜吹雪。湿っぽいのは、無しにしよう!」
全員が涙を滲ませている中で、湿っぽい雰囲気を吹き飛ばすように、なのはが声を張った。
「そうだな」
「自分の相棒、連れてきてるだろうな?」
「「「「……へ?」」」」
シグナムとヴィータの言葉に首を傾げる四人。
自分の得物を持ち出し、すごい笑顔で構える二人に対して、スバルたち(ヤマトと小猫は除く)の第六感は最大級の警告音を鳴らしていた。
「えっと、なのはさん?どーゆーことでしょう?」
「折角最後だもん。
全力全開!
手加減なし!
機動六課で最後の模擬戦!!」
なのはの言葉を聞いたフェイトは、慌てながらなのはの隣に向かう。
「全力全開って……聞いてないよ!?
そ、それに今日は折角卒業なんだし……」
「まぁ、やらせてやれ。
これも思い出だ」
「硬いこと言うなよ。
リミッターも解除されたんだしよ」
「も、もう。
なのはッ!」
「心配ないない。
皆、強いんだから」
なのはの言葉にフェイトは心配そうな顔で俺達を見る。
「全力で行くわよ」
「相手はリミッター無しの隊長陣だ。
どんなことしてでも勝つぞ!」
「「「「はい!」」」」
俺達はやる気満々。
それでもフェイトはどこか不満そうだったが……
「フェイトママ、頑張って〜」
「も、もう。
仕方ないなぁ」
同じく訓練スペ
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