23みんなとのお別れ!機動六課解散なの!後編
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だから」
ティアナはそう言いながらエリオとキャロの頭を撫でる。
そう、依然フェイトから勧められた執務官補佐の試験を彼女は一発で合格した。
「でも、これで六課のみなさんとはお別れなんですよね……」
「スバルさんやティアナさんともお別れ、なんですよね」
先ほどまでティアナのことで喜んでいた二人だったが、今度はこれから六課は本当に解散するという事実に悲しそうな表情を浮かべる。
「出会いがあれば別れがある。それが自然さ。それに、もう二度と会えないってことでは無いし。局員としてどこかであえるよ……な?」
「でも……兄さんは自分の世界に帰るんですよね?」
そう、ヤマトはこっちから元の世界に戻ることになってはいた
「いや、オオグルマを捕まえるまではこっちにいるよ、たまに向こうに戻るけどな」
そう言うヤマトにキャロとエリオは喜んでいた
「どこに転属するのよ?」
「秘密だ」
「なによそれ!」
転属先を教えてくれないヤマトだった。
新部隊の話が持ち上がる
「そう言えば、エリオとキャロは新部隊にスカウトされたんだよね?」
「はい、本局の方で作る『対人外戦闘員育成および対人外戦闘』通称『六課』にスカウトされました」
オオグルマは未だに捕まっておらずいつアラガミがでるか分からないのである
「なんで六課なんだろう?」
「さぁ?もしかしたらそこの部隊長がここの一員だったりしたりしない?」
新生六課の部隊長も部隊長補佐も誰も知らないのだ。
そんな話をしていると後ろから声をかけられた。
「みんな、ちょっといいかな?」
「あれ、なのはさん?」
「ギン姉も……?」
スバルたちは、自分たちの近くになのはたちが近づいていることに気づき、首を傾げた。
あとは二次会だけなので彼女が自分たちを呼ぶ理由がわからなかったのである。
「二次会の前に、ちょっとね」
◇
「「「「うわぁ……ッ!」」」」
なのはとギンガについて行った6人が見たのはこの一年間、世話になりっぱなしだった訓練スペース。
そこに広がる光景に、皆言葉も無しに、感嘆の息を吐いた。
目の前に広がる桃色の花を咲かせた木々。
そして、その花びらが風に舞って空を桃色に埋め尽くすその様は幻想的な空気を醸し出していた。
「この花って、確か……」
「うん。私やなのはちゃんの故郷の花」
「お別れと始まりの季節に、つきものの花なんだ」
エリオの言葉にはやてとフェイトが答える。
スバルは以前ゲンヤに聞いた話を思い出していた。
彼自身、見るのは初めてで、その光景には言葉を失っていた。
「おーし、フォワードメンバー集合!!」
「「「「「「はいっ!」」」」」」
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