―封印されし―
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ル8モンスターをリリースし、さらに二枚ドローする!」
アモンの思考を打ち切ったのは、遊矢の取った魔法カード《アドバンスドロー》。フィールドのレベル8モンスターをリリースすることで、それを二枚のドローに変換するドローソース。《大邪神レシェフ》の姿が消えるとともに、そこに二枚のカードが現れる。
「《大邪神レシェフ》の発動トリガーにでも……!?」
《スキル・プリズナー》がある以上、《大邪神レシェフ》の効果を発動しようが意味はない。それが分かった上でのアモンの挑発が、最後まで発せられることはなかった。
「貴様……そのカードは……!?」
遊矢が《アドバンスドロー》で引いたカードに、アモンは底知れない恐怖と忌避感を感じた。カードという枠を越えたカード。そう、まるで自身が持つエクゾディアのカードのような――
「……俺は《神縛りの塚》を発動!」
遊矢は《アドバンスドロー》で見たカードを眺め、一旦深呼吸をした後に覚悟したような表情を見せると、フィールド魔法《神縛りの塚》を発動する。遊矢の背後に巨大な祭壇が浮かび上がり、さらにもう一枚のカードをデュエルディスクをかざす。
洞窟が崩落するかのような地響きが発生し、アモンが背にしているエクゾディアを封じていた祭壇が破裂する。そしてアモンは悟る――遊矢が召喚しようとしているモンスターの正体を。
アモンがその考えを確信に至らしめるのと同時に、遊矢はかざしていたカードをデュエルディスクにセットする。『お前からエクゾディアの力を奪いに来た』――デュエルを開始する直前、遊矢はそう言っていた……笑えない冗談だ。
「エクゾディア……!」
――既に奴は力を持っている――
「その力を解放し降臨せよ、封印されし王を統べる神! ――《究極封印神 エクゾディオス》!」
遊矢のフィールドに召喚されたのは、紛れもなく伝説の巨人『エクゾディア』。アモンのフィールドにいるものと同じ――いや、細部が違う。《究極封印神 エクゾディオス》と呼ばれたそのモンスターは、遊矢の指示を待たずに暴れだそうとしたものの、《神縛りの塚》の祭壇からの鎖に捕縛され、その身動きが封じ込められる。
「エクゾディア……何故貴様がエクゾディアの力を!」
アモンは驚愕しながらも、鎖に繋がれた《究極封印神 エクゾディオス》のステータスを確認すると、そのステータスは攻撃力守備力ともに0。しかし《神縛りの塚》からの呪縛から逃れようと、目に見えるもの全てを破壊せんと暴れる姿は、全くそのステータスだとは感じられない。
「《究極封印神 エクゾディオス》は、墓地のモンスター全てをデッキに戻すことで、特殊召喚出来る。さらに通常魔法《ネクロマンシー》を発動!」
さらに遊矢の行動は続いていき、新た
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