―封印されし―
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なく、十代たちのことでさえも。エクゾディアの為の情報収集をする傍ら、嫌でも異世界から来た人間たちの情報が入ってきたからだ。
「いや、違うな」
デュエル・アカデミアで一度デュエルをした際とは、まるで雰囲気の違う遊矢の言葉にアモンは少し驚いたが、その後の遊矢の行動で気を引き締めざるを得なかった。何故なら遊矢は、アモンの前でデュエルディスクを構えたからだ。
「お前からエクゾディアの力を……奪いに来た」
「……身の程知らずが」
そう言いながらデュエルディスクを構える遊矢に、侮蔑の意味を込めてアモンはそう吐き捨てる。それでも、調子にのった者をエクゾディアの供物にせんと、アモンもまたデュエルディスクを構え直す。彼にも、せっかく手に入れたエクゾディアの力を試したい、という思いもあったからだ。
『デュエル!』
遊矢LP4000
アモンLP4000
「僕の先攻」
デュエルディスクの選択によって、先攻を手に入れたのはアモン。そのデッキは以前まで使用していた【雲魔物】ではなく、先程解放したエクゾディアの力を活用するデッキとなっていた。
「僕はモンスターをセット。カードを二枚伏せ、ターンを終了する」
「俺のターン、ドロー」
しかしてアモンはあまり動くことはせず、モンスターと伏せカード、合計三枚のカードをセットしてターンを終了する。そして遊矢のターンへと移行すると、遊矢は一枚の魔法カードをデュエルディスクにセットする。
「俺は儀式魔法《高等儀式術》を発動」
「……何?」
さて、どんな下級モンスターかそれともシンクロか。そう考えていたアモンの予想は裏切られ、発動したカードは儀式魔法《高等儀式術》。デッキから選ばれた二枚の通常モンスターを触媒に、儀式モンスターがフィールドへと降臨する。
「なんだ、機械戦士は捨てたのか?」
「……降臨せよ、《破滅の女神ルイン》!」
――アモンの問いに答えることはなく、遊矢は《破滅の女神ルイン》を儀式召喚させていた。
「バトル! 《破滅の女神ルイン》でセットモンスターを攻撃!」
「セットモンスターは《エア・サーキュレーター》だ。破壊された時、カードを一枚ドローする」
《破滅の女神ルイン》が持つ杖から発せられた光が、アモンのフィールドにセットされていた裏側モンスターを照らし出す。そして、そのまま破壊には成功するものの、《エア・サーキュレーター》の効果が発動される。裏側守備表示での召喚だったため、第一の手札交換効果は活用出来なかったが、破壊時のカードをドローする効果は発動する。
「だが《破滅の女神ルイン》が戦闘で相手モンスターを破壊した時、もう一度だけ続けて攻撃出来る! ダイレクトアタック!」
「リバースカード
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