第百一話 選ばれし子供達始動
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拳を鳴らし、そう言った賢の目は据わっており、少しも口調は笑ってはいない。
ふざけ半分のヤマトも命の危機を感じた。
太一「好きなら好きって言えばいいだろ?言わなきゃ一生後悔するかもしれないぞ。男は度胸だろ!!」
ヤマト「そうだぞ!!」
賢の肩に腕を回すと諭すように太一とヤマトは熱弁を振るった。
アリサが聞いていたら、“馬鹿”の一言を太一とヤマトに叩き付けていただろう。
賢「はあ……」
二人にエールを貰いながら、何故自分はデジモン界屈指のヘタレの代表とも言える豆腐メンタルのキング・オブ・HE☆TA☆RE(ヘタレ)ブラコン兄貴のヤマトと猪突猛進のシスコンゴーグル兄貴の太一に恋愛相談らしきことをしているのだろうかと賢は首を傾げた。
ルカ「はいはい、馬鹿なこと言ってないで早く行きますよ。」
ヤマト「ぐえ!!?」
ルカは怪力を活かして馬鹿二人の首根っこをむんずと捕まえるとその場から馬鹿二人の身体を引きずり始めた。
太一「お、おい!!離せよ!!」
ルカ「人の恋愛に干渉しようとするお馬鹿さん達にはお仕置きというか教育が必要ですね。僕があなた方を鍛えて差し上げます。そうですねえ…デジタルダンジョンに100〜1000年間閉じ込めておくか、それとも火山口の傍ですか?水も何もない砂漠でもいいですし、南極顔負けの寒冷地エリアでも構いませんよ?さあ、この中から選んで下さい」
ルカの口角がいやらしいほどに上がっている。
ついでに目茶苦茶怖い。
太一、ヤマト「「どれも嫌だあああああ!!」」
馬鹿二人の悲痛な叫びが響き渡った。
全員【やれやれ…】
苦笑する全員であった。
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