理不尽
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無しっ……てやつなのかね、これが」
更識楯無が展開するミステリアス・レイディ。 ロシアの第3世代のISで、会長本人が前のISの機体データを元にフルクラッチタイプの機体だとか
装甲が少ない分、左右に浮くアクア・クリスタルから作られるナノマシンで構成された水のヴェールを展開するのだとか。そして、その水は自在に操れるという。 もちろん、気体の状態でも
改めて聞くと、なにそれチートくらいの感想しか持てない。 さすが最強
「さて、どこまで戦えるかね……」
一応、候補生となら互角以上で戦えるとお墨付きを貰っているが、相手は正真正銘、ロシアの代表だ
「いくぞ、サバーニャ」
銃の形をしたネックレスを握り瞬時に機体で身を包むと、俺は会長のいる上空まで一気に上昇した
「へぇ……それが君のIS? 中・遠距離射撃型ねぇ」
「まぁ、そうですね」
「なら、接近戦でいこうかな?」
こっちは一斎近寄らせるつもりなんぞまったくない
両手にグリップとセンサーを取り付けたピストルビットを2丁展開する
他のビットはまだ待機だ。 こちらの手札は一枚ずつ切っていくつもりだ
俺が有利なのは、会長の機体の情報を持っていることだろう。
使う装備も、どんな攻撃があるのかも分かっているつもりだ
「でも、随分変わった形のISだね。 お姉さん、ちょっと驚いたかな」
「そっちも、そんなけ装甲が薄いのはどうかと思いますが?」
もちろん、そんなことはないことはすでに知っている
だが、会長さんはなにも答えずアクア・クリスタルから構成された水をドレスやマントのように纏うと、特殊ナノマシンを超高速振動させ、螺旋状にしたランス、蒼流旋を構えた
なるほど、最初っからクライマックスなのね
「それじゃ……覚悟はいい?」
「した覚えはないんですが……まぁ、いいです。 こっちも、準備は出来てますから」
その瞬間、アリーナのブザーが鳴らされた
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