理不尽
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「覚悟はできてる?」
「いや、まったく」
今、俺がいるのは学園内にあるアリーナ。 そして、アリーナの上空でISを展開させているのは何を隠そう、生徒会長である更識楯無。
はっきり言おう。 どうしてこうなった
「あの、授業遅れるんでそろそろいいですか?」
もうそろそろ休み時間が終わるため、恐る恐る聞いてみた。
てか、授業までに戻らないと後で連絡を受けた織斑先生にどんな仕打ちをされるか分からない
さすがに、主人公のような帳簿アタックは喰らいたくない
「あら、そうなの?」
「はい。 だから、この今にも首に刺さりそうな剣を戻してくれません?」
正直、恐怖で心臓が止まりそうなのだから
「じゃあ、私が担任に話を通しておくわ」
この人は何をいっているのだろうか?
担任は? と聞かれたため、織斑先生です。 と答えると、あぁ。と納得したような顔で頷かれた
そして、そのままアリーナへ。 ←今ここ
ダメだ。 回想を振り返っても何故ここに連れてこられたのか分からない……!
「えっと……つまり、どういうことなんでしょうか?」
「あれ? 分かってないの?」
むしろ、分かるやつがいるのだろうか?
「私は、生徒会長として学園を守る義務があるのよ。 それに、今年は前例のない男子だっている。 不安なことはさっさと解決しといた方がいいでしょ?」
「……あの、俺も一応その男子なんですが…」
「どこの代表候補生でもない、しかも一般人とは思えないような動きをする男の子がこんな時期に編入してくることの方がお姉さん、怪しく思うな」
ダメだ。 これ、話聞く気がないぞ。 本来、入学式からここに通うはずだったのに、神様のドジで入学が遅れたことがこんな裏目に出るとは…
しかも、相手はやる気満々。 どうやら、戦闘の回避は難しそうである
「で、模擬戦と……」
「私が勝ったら、君のこと洗いざらい話してもらうわよ?」
ちなみに、俺は授業に出ていない。というのも、この会長さんが、織斑先生に事情の説明をしておいてくれたようだ。 いや、担任ならそこで止めてくれよ
「洗いざらいって…」
ほんと、転生してきたこと以外は何にもないのだが
「でもまぁ…」
ボソリと会長さんに聞こえないように呟いた。
転生してきて、このかた加賀さんや職員の人以外との戦闘なんて初めてである。 それに、相手は学園最強
「相手にとって不足
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ