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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
魔法の力
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ょうぶ!?」
「う、うん、ありがとうとも。」

黒い生き物はうなりながら木の下でもがいている。

「来て、くれたの?それも二人も...。」
「・・・・・・・え。」
「・・・・・・・、喋った!!!??」

慌てふためくなのは。フェレットって喋れたのか。

ドスンッ!!

木の下から這い出てきた黒い生き物はゆっくりと視線をこちらに向ける。

「逃げるよ、なのは!!」
「うん!!」

危険を察知した俺はなのはの手をとり、全力で駆け出した。


「なんなんだあの黒いの!?木をなぎ倒すくらいの力があるなんて。」

兄貴にも匹敵するんじゃないか!?アレ!!と心の中で毒づく。

「えぇ、そのぉ、なにがなんだかよくわかんないけど、いったいなんなの!?なにが起きてるの!?」

となのはがフェレットに問いかける。

「君たちには素質がある。お願い僕に少しだけ力を貸して!!」
「資質ぅ??」
「僕はある探し物のためにここではない世界からきました。でも、僕一人の力では想いを遂げられないかもしれない。」

外国から来たフェレットなのか?よくわからないことを言う。

「だから...迷惑だとわかってはいるんですが、資質を持った人に協力してほしくて...。」

フェレットは悲しいような申し訳ないような声で話している。

「お礼はします、必ずします!僕の持っている力をあなたたちに使ってほしいんです。
僕の力を...魔法の力を!!」
「魔法??」

なんだか胡散臭い話になってきたぞ。魔法っていったけどどういう事だろう。
すると上空でうなり声が聞こえて、例の黒いのが襲ってきた。

「あぶない!!なのはっ!!」

急いで道路のわきに自分の身体のかぶせるようにして身を隠させる。

「だいじょうぶ?」
「あ、ありがとう...。」

ボーっとこっちを見ているなのは。身体をどかしてフェレットに向き合って話を続ける。

「ねぇフェレット君。今から俺が黒いのをなんとかひきつけるからその間になのは魔法の力っていうのをあげてくれないかな?」
「危険です!あれは人がそのまま立ち向かえるような相手じゃありません!!」
「そ、そうだよとも!!危ないから行っちゃダメだって!!」
「だれもやっつけるとかはいってないさ。ただよけたりするだけなら得意だからさ。それに固まってたら、動きにくいでしょ?ここは任してよ。」
「・・・・・・わかりました。どうかご無事で。くれぐれも無茶はしないでください。」
「えっ!?だめ!!危ないよともっ!!」
「フェレットと俺を信じててなのは。」

そういって俺は黒い生き物に向かっていった。

黒い生き物が道路を割って飛び散ったコンクリートの破片を手に取り、思いっきり黒いの
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