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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
魔法の力
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と家路につこうと思った時だった。
《.........こえま..っ..。》
「!?だれっ?」
後ろを振り向いたが誰もいない。もちろん前にも。辺りを見回しているとまた耳鳴りを交えた誰かの声が、次ははっきりと聞こえた。
《僕の声が聞こえますか?》
これは....?心の中にでも話しかけられているかのように語りかけられている。
《聞いてください。僕の声が聞こえるあなた、お願いです!僕に少しだけ力を貸してください!》
次第にはっきりしていく声には聞き覚えがあった。
夢で聞いた声と似ている...?あの少年の声かな?夢で見た内容も思い出してきて声もだんだん焦りを含んだ声に変わる。
《お願い、僕の所へ!時間が、危険がもう.....!》
ここで少年の声は途切れた。なんだったんだ今の?幻聴?いやあいつのようにボケてきたわけではないし、テレパシーなんてこの世にあるはずが...。
と考えていると少し先の道を誰かが走っていくのが見えた。
「.....なのは?」
______________________________________________
「なのはっ!!」
「ふぇ!?と、とも!!?なんでここに?ともの家、山のほうじゃなかったっけ?」
「ちょっとおつかいに行っててね、こっちまで下りてたんだ。ところでどうしたの?そんなに急いで?」
なのはに追いつき二人でならんで道を走っていく。
「昼間助けたフェレットが呼んでる気がして、声が聞こえるなら力を貸してほしいって!!昨夜の夢でもあの子が助けてって聞こえた気がしたの。」
「え、なのはも!?俺も夢でもさっきも声が聞こえて助けてほしいって.....。」
横に並んで走っているなのはも驚きを隠せない表情でこちらを見ている。自分でも驚いている。二人して同じ言葉を聞いていたのだから。
そうこうしているうちに目的地であろう夕方寄った動物病院の前についた俺たち二人は敷地内に踏み入ろうとした瞬間ひどい耳鳴りに襲われた。すぐあと、周りの景色が一変した。風の音や周りのいろんな音が聞こえなくなり、代わりに低いうなり声のようなものと物が壊れるような音があたりに響いた。
「あ、あれはっ!」
なのはが言葉を発した直後、病院の中からなにかが飛び出しその後を追うように黒い塊がドッと音を立てて出てきて、そのまま外の木にぶつかった。ぶつかった木は黒い塊のような生き物に倒れ、それによって発生した土埃に紛れて赤く光を発した宝石と一緒に例のフェレットが出てきた。フェレットは一直線になのはのほうに飛び上がり、なのはもしりもちをつきながら見事フェレットをキャッチした。
「なになに!?いったい何!?」
「なのは、だいじ
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