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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
魔法の力
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「それじゃあ院長先生、また明日来ます〜。」

そういって、なのはたち3人と俺と徹は近くの動物病院をあとにした。

「お〜い、3人とも!急がないと遅刻しちまうぞ〜!!」

とちょっと離れた場所で女子らを呼んでいる徹。そういえばあいつ、この前塾の開始時刻過ぎたとき怒られたってすごい怖がってたな。珍しく時間に間に合うように行こうとしてる、いつもギリギリまで遊んでるのに。

「あんたに言われなくても急いでるわよ!.....ははぁ〜ん?徹、この前の塾の時間に遅れて先生に怒られたことでびびってるわねぇ?」
「そそ、そんなわけあるかい!だぁれがあんなおっさんに叱られたくらいでビビるかってんだ。俺はただ早くいって早く終わらせようとしてるだけさ。けっして、あのおっさんが怖いわけじゃぁない!」
「ふ〜ん、じゃあ今おっさんとか言ってたこと先生に言っちゃおっかな〜。」
「いや、それはマジ勘弁してくださいよアリサさん。」
「ほらぁ二人とも、ほんとに遅れちゃうよ〜。俺はないからのんびり帰るけど。」


いっけねと徹、これで遅れたらあんたのせいだからね!とアリサ。続いてすずかとなのはがそのあとを追うように付いていく。

「また明日ね、とも〜!」
「うん、またね〜!」


4人と別れて家路につく。もう時刻は夕方だ。空を夕日が綺麗なオレンジ色に染め上げている。はやく帰って稽古してもらわないと、じいちゃん約束すっぽかすとすごく機嫌悪くなるからなぁ。



そう、なぜ動物病院に俺たちがいたかというとついさきほどのできごとが原因だった。


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「どうしたの!?3人とも!」
「あっ、ともくん!あのね、なのはちゃんが急に林の奥に走ったからアリサちゃんと追ってたらこの動物が倒れてて.....。」

3人に追いついた僕らにすずかが説明をしてくれた。
体長は両手のひらくらいのサイズだろうか、うすいクリーム色のおそらくフェレットだろう動物がなのはに抱えられていた。よくみると首に赤い宝石のようなものがついた首輪をつけている。フェレットの身体はところどころ汚れていて、そのあちこちに怪我をしているように見えた。

「みて!この子けがしてるみたい...。」
「う、うん。どうしよう....。」
「どうしようって、とりあえず病院!?」
「この近くに動物病院があったはずだよ!俺、道知ってるから早く手当してもらおう!」

と俺の提案に皆頷いてくれて、そのまま大急ぎで近くの動物病院にむかった。幸い怪我はたいしたことではなかったようで、皆ほうっと息をついた。とりあえず、一晩病院に預かっ
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